青木高見のジャズコレクション Yusef Lateef (ts, fl, bamboo flute, shanai, shofar, Xun, arghul, sarewa, koto) ユセフ・ラティフ


略歴
Yusef Lateef ユセフ・ラティーフ (Yusef Lateef 出生名:William Emanuel Huddleston 別名:Yusef Abdul Lateef 1920年10月9日~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・マルチリード奏者、音楽家、教育者。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Yusef Lateef / Other Sounds (OJCCD-399-2) Yusef Lateef / Cry! - Tender (00025218648226) Yusef Lateef / Eastern Sounds (OJCCD-612-2) Yusef Lateef / Fantasia For Flute (VAL. 342)

【INDEX (共演アルバム)】
Cannonball Adderley / Jazz Workshop Revisited (7243 5 29441 2 5) Ernestine Anderson My Kinds Swing Curtis Fuller Images Of Curtis Fuller


【以下コンテンツ】


Yusef Lateef / Other Sounds (OJCCD-399-2) Yusef Lateef / Other Sounds (OJCCD-399-2)

Recorded : October 11, 1957

Personnel :
Yusef Lateef (ts, fl, argol)
Hugh Lawson (p, finger-cymbals)
Wilbur Harden (flh)
Ernie Farrow (b)
Oliver Jackson (ds, per)

Song name :
01. All Alone
02. Anastasia
03. Minor Mood
04. Taboo
05. Lambert's Point
06. Mahaba

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ユセフ・ラティーフ (Yusef Lateef 出生名:William Emanuel Huddleston 別名:Yusef Abdul Lateef 1920年10月9日~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・マルチリード奏者、音楽家、教育者。
アルバムはユセフ・ラティーフ、1957年10月11日の録音。
LPはニュー・ジャズ(New Jazz)NJLP8218番、6曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックス、フルート、アルグールがユセフ・ラティーフ、ピアノがヒュー・ローソン、トランペットがウイルバー・ハーデン、ベースがアーニー・ファーロウ、ドラムがオリヴァー・ジャクソン。
01. All Alone ここちよいモダンジャズ、ロリンズを彷彿とさせる野太いテナー、ユセフ・ラティーフってこんなに上手かったけと再認識。
02. Anastasia 行った事のない中東、アフリカ北西部の音か、急に曲想が変わって戸惑う、そこがユセフ・ラティーフのねらい。
03. Minor Mood ユセフ・ラティーフってフルートも上手い、その音色でゆったりした気分になる、変に気持ちがいいから困る。
04. Taboo ドリフの加藤茶の例の 「ちょとだけよ」 で思わず笑ってしまう、しかしユセフ・ラティーフ本人は大真面目。
05. Lambert's Point この曲も、ここちよいモダンジャズ、ユセフ・ラティーフって怪しい魔術師か。
  06. Mahaba 個人的にアフリカの唄は苦手、中東らしき旋律と歌詞もまったくわからず、つまんなくさせられてCDは終わる。
ちなみに、ユセフ・ラティーフの楽器 「アルグール(argol)」 はエジプト、パレスチナ、ヨルダンなどで使用される古代より中近東で演奏されてきた笛。
吹き口にリードが付いている、音はクラリネットに近いがより中東的。
(青木高見)





Yusef Lateef / Cry! - Tender (00025218648226) Yusef Lateef / Cry! - Tender (00025218648226)

Recorded : October 16, 1959

Personnel :
Yusef Lateef (ts, fl, oboe)
Hugh Lawson (p) #01-07
Lonnie Hillyer (tp) #02-07
Wilbur Harden (flh) #08
Ernie Farrow (b) #08
Herman Wright (b) #01-07
Frank Gant (ds, per) #01-07
Oliver Jackson (ds, per) #08

Song name :
01. Seabreeze
02. Dopolous
03. Cry! – Tender
04. Butter's Blues
05. Yesterdays
06. The Snow Is Green
07. If You Could See Me Now
08. Ecaps

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ユセフ・ラティーフ (Yusef Lateef 出生名:William Emanuel Huddleston 別名:Yusef Abdul Lateef 1920年10月9日~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・マルチリード奏者、音楽家、教育者。
アルバムはユセフ・ラティーフ、1959年10月16日の録音。
LPはプレスティッジ(Prestige)/ニュージャズ(New Jazz)NJLP8234番、8曲入り。
CDはプレスティッジ/ニュージャズ・レーベルからのリリース、輸入盤、ロン・エア(Ron Eyre)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは、テナーサックス、フルート、オーボエがユセフ・ラティーフ、ピアノがヒュー・ローソン、トランペットがウイルバー・ハーデン、ベースがアーニー・ファーロウ、ハーマン・ライト、ドラムがフランク・ギャント、オリヴァー・ジャクソンほか。
マイナーで個性的な共演者がユセフ・ラティーフには欠かせない。
ここでもユニークな共演者が集まりユセフ・ラティーフをサポート。
マルチ・リード奏者のユセフ・ラティーフが楽器を、とっかえひっかえ多彩に操(あやつ)る。
緊張と緩和、寒暖の妙味、それにしてもユニークなミュージシャン。
(青木高見)





Yusef Lateef / Eastern Sounds (OJCCD-612-2) Yusef Lateef / Eastern Sounds (OJCCD-612-2)

Recorded : September 5, 1961

Personnel :
Yusef Lateef (ts, oboe, fl)
Barry Harris (p)
Ernie Farrow (b, rabat)
Lex Humphries (ds)

Song name :
01. The Plum Blossom
02. Blues For The Orient
03. Chinq Miau
04. Don't Blame Me
05. Love Theme From 'Spartacus'
06. Snafu
07. Purple Flower
08. Love Theme From 'The Robe'
09. The Three Faces Of Balal

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ユセフ・ラティーフ (Yusef Lateef 出生名:William Emanuel Huddleston 別名:Yusef Abdul Lateef 1920年10月9日~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・マルチリード奏者、音楽家、教育者。
アルバムはユセフ・ラティーフ、1961年9月5日の録音、「Love Theme From 'Spartacus'(スパルタカス愛のテーマ)」 の名演で有名になった1枚。
LPは(Moodsville)MV22番、9曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、テナーサックス、オーボエ、フルートがユセフ・ラティーフ、ピアノがバリー・ハリス、ベースがアーニー・ファーロウ、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
このようなユニットにも、しっかり参加しているピアノのバリー・ハリス。
演奏は奥深い異国情緒漂う世界に誘ってくれる。
もし 「この一曲でアルバムを買え!」 という企画があったなら。
演目の 「Love Theme From 'Spartacus'(スパルタカス愛のテーマ)」。
この曲は1960年のアメリカ映画 「スパルタカス(Spartacus)」 の中の曲でスタンリー・キューブリックが映画化したもの。
サンタナをはじめ、自分のコレクションとしては 「ラムゼイ・ルイス / The in Crowd」 での演奏が有名。
話は変わるがライナーにアーニー・ファーロウの担当楽器は 「ベースとラバト (rabat)」 とある。
日本語では 「ラバト」 だが、冒頭の曲にその音色を聴くことができる。
「ラバト」 は 「ラバトはアフリカ・モロッコ王国の首都」 が出てきて楽器の事は今のところ不明らしい。
なんとも異国情緒があり砂漠の真ん中で生まれたような音色。
また、ユセフ・ラティーフの生まれだが1920年なので、もし元気でいればかなり高齢になっているはず。
1963年にキャノンボール・アダレイのグループの一員として来日している。
(青木高見)





Yusef Lateef / Fantasia For Flute (VAL. 342) Yusef Lateef / Fantasia For Flute (VAL. 342)

Recorded : December 1995

Personnel :
Yusef Lateef (ts, fl, bamboo flute, shanai, shofar, xun, arghul, sarewa, koto)
Michael Dessen (tb)
Greg Snedeker (syn)
Adam Rudolph (per)

Song name :
01. Comparative Formation
02. Mental Images
03. Daydream
04. Illusion
05. Received Idea
06. Caprice
07. Filled With Fancies
08. Monadic Venture
09. Vision
10. Preoccupation With Thought
11. On the Other Side of Zero
12. Visionary Notion
13. Perception

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ユセフ・ラティーフ (Yusef Lateef 出生名:William Emanuel Huddleston 別名:Yusef Abdul Lateef 1920年10月9日~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・マルチリード奏者、音楽家、教育者。
アルバムはユセフ・ラティーフ、1995年12月の録音、フルートによる幻想的な作品。
CDは発売元がボンバ・レコード(Bonba Records)、英語ライナーノーツ、 岡島豊樹氏による日本語解説、13曲入り。
メンバーは、世界各国のフルートとキーボードがユセフ・ラティーフ、トロンボーンがマイケル・デッセン、シンセがグレッグ・スネデカー、パーカッションがアダム・ルドルフ。
ライナーには 「収められている音楽はオートフィジオサイキック・ミュージックと明確に定義されるものである。演奏しているミュージシャンの肉体的、精神的、霊的な本質から生み出されるものである」 とある。
全曲ユセフ・ラティーフの作曲で。
1.構成の比較研究
2.心のイメージ
3.白日夢
4.幻想
5.獲得した考え
ほかと曲名も変っている。
聴いていて思うのは、ユセフ・ラティーフは自己の表現方法の一つとして楽器演奏しているだけで表現は特に楽器じゃなくてもいいのかもしれない。
教育者だけあって本来は哲学指向。
実にユニークなジャズマンといえる。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲