青木高見のジャズコレクション John Zorn (as) ジョン・ゾーン


略歴
John Zorn ジョン・ゾーン(John Zorn 1953年9月2日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身のサックス奏者、音楽プロデューサー、バンドマスター。
ジャンルは幅広く、フリー・ジャズ、前衛が中心、親日家で歌謡曲のコレクターの顔を持つ。
アルバムのリリースも多く、世界中で熱狂的なファンを持つ。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
John Zorn - Sonny Clark / The Sonny Clark Memorial Quartet (120 109-2)


【以下コンテンツ】
John Zorn / The Sonny Clark Memorial Quartet (120 109-2)
John Zorn - Sonny Clark / The Sonny Clark Memorial Quartet (120 109-2)
「ジャズ/ジョン・ゾーン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ソニー・クラーク」でも同じ内容を掲載しています。  →

CD recording date : November 25-26, 1985

Personnel :
John Zorn (as)
Wayne Horvitz (p)
Ray Drummond (b)
Bobby Previte (ds)

Song name :
01. Cool Struttin'
02. Minor Meeting
03. Nicely
04. Something Special
05. Voodoo
06. Sonia
07. Sonny's Crib

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メインコメント : ジョン・ゾーン(John Zorn 1953年9月2日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身のサックス奏者、音楽プロデューサー、バンドマスター、ジャンルは幅広く、フリー・ジャズ、前衛が中心、親日家で歌謡曲のコレクターの顔を持つ。
ソニー・クラーク(Sonny Clark 出生名:Conrad Yeatis Clark 1931年7月21日~1963年1月13日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のジャズ・ピアニスト、作曲家。
 CDは1985年11月25日・26日の録音、発売元がブラック・セイント(Black Saint)、輸入盤、ハワード・マンデル(Howard Mandel)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り、ソニー・クラーク集。
 メンバーはアルトサックスがジョン・ゾーン、ピアノがウェイン・ホービッツ、ベースがレイ・ドラモンド、ドラムがボビー・プレヴァイト。
どういう経緯(いきさつ)で、ジョン・ゾーンがピアノのソニー・クラークを扱ったのか知りたい。
ここでは、フリーさは姿を消しハード・バップでいく。
ただ、テナーの音はジョン・ゾーンなので力強い。
アルバム・タイトルに「ジョン・ゾーン」の名はなく「Teh Sonny Clark Memorial Quartet」とあるだけなので演奏者を見てジョン・ゾーンのアルバムである事が判る。
ここらへんがジョン・ゾーンらしいというか、ブラック・セイントらしいというか。
「わかる奴だけに聴いてもらえばいい!」というスタンス。

追補、個人的な話「大坂さんの話」
ジョン・ゾーンを最初に知ったのは江古田南口にあった「江古田倶楽部」。
店で居合わせたプロのトランペッター大坂さんとの会話だった。
「なんかいいアルバムある?」と聞くと。
間髪を入れずに「そうね、最近はジョン・ゾーンのマサダかな!今度貸してあげるよ」。
数日後ジョン・ゾーンの「マサダ1」を貸してもらい聴いた時の強烈な印象はオーネット・コールマンを聴いた時の印象と似ている。
音が鋭利な刃物の様に鋭く、凄いスピード感で迫ってくる。
後日、アルバムを返えす時「どうだった?」と聞かれた。
大坂さんは冗談を言わない真面目な性格なので、こちらも、思ったままを答えた。
「オーネット・コールマンを彷彿させる、かなり強烈で凄い音で度肝を抜かれた」。
何となく的を得ない感想だと思ったが、それが正直な感想だった。
大坂さんは嬉しそうにニヤリと笑い、アルバムをカバンにしまった。
その一年後、大坂さんは突然亡くなってしまった。
この会話を黙って聞いていた江古田倶楽部のマスターも亡くなってしまった。
(青木高見)




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