青木高見のジャズコレクション OBT (Out Of The Blue)


略歴
Out Of The Blue アウト・オブ・ザ・ブルー(OBT = Out Of The Blue)は1985年、新生ブルーノートがオーディションで発掘した20代前半のNY若手ミュージシャンによって結成されたバンド。
メンバーは、ピアノがハリー・ピケンズ、トランペットとフリューゲルがマイケル(マイク)・モスマン、アルトサックスがケニー・ギャレット、テナーサックスがラルフ・ボーエン、ベースがボブ・ハースト、ドラムがラルフ・ピーターソン。
ジャズの将来を担(にな)う期待の新人で当時おおいに期待された。
1986年「マウント富士ジャズ・フェスティバル'86」で来日。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Out Of The Blue / Out Of The Blue (CP32-5252) Out Of The Blue / Inside Track (CP32-5251) Out Of the Blue / Live At Mt.Fuji (CP32-5406)

【以下コンテンツ】


Out Of The Blue / Out Of The Blue (CP32-5252) Out Of The Blue / Out Of The Blue (CP32-5252)

Recorded :
#01, #05 Rec:June 7, 1985
#02-04, #06-07 Rec:June 8, 1985

Personnel :
[OTB (Out Of The Blue)]
Harry Pickens (p)
Michael Phillip Mossman (tp, flh)
Kenny Garrett (as)
Ralph Bowen (ts)
Bob Hurst (b)
Ralph Peterson (ds)

Song name :
01. RH Factor
02. Easern Love Village
03. Output
04. Reunited
05. Git in There
06. Blue Hughes
07. OTB

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アウト・オブ・ザ・ブルー(OBT = Out Of The Blue)は1985年、新生ブルーノートがオーディションで発掘した20代前半のNY若手ミュージシャンによって結成されたバンド。
LPは1985年6月7日・8日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BT 85118番、7曲入り、ファースト・アルバム。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、スタンリー・クラウチ(Stanley Crouch)氏による英語ライナーノーツ、和田政幸氏によるライナーノーツ和訳、小川隆夫氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはピアノがハリー・ピケンズ、トランペットとフリューゲルがマイケル(マイク)・モスマン、アルトサックスがケニー・ギャレット、テナーサックスがラルフ・ボーエン、ベースがボブ・ハースト、ドラムがラルフ・ピーターソン。
演奏は本場アメリカのブルーノートのオーディションの狭き門をパスしてきた猛者だけあってハイレベル。
とはいってもジャズの場合、技術だけではダメ、本人のジャズに対する姿勢や強力な個性が音に反映されなくてはならない。
演目は全曲オリジナル。
時の過ぎるのも早く1985年の音は今となっては遠い昔になる。
ジャズは凄いスピードで進化している。
当時「マウント富士ジャズフェスティバル」に来日本し知名度が上がった。
その後、全員それぞれ独立し活躍していく、中でもケニー・ギャレットとボブ・ハーストは特に躍進を遂げた。
(青木高見)





Out Of The Blue / Inside Track (CP32-5251) Out Of The Blue / Inside Track (CP32-5251)

Recorded : June 19-20, 1986

Personnel :
Out Of the Blue (OTB) (band)
[OTB (Out Of The Blue)]
Harry Pickens (p)
Michael Phillip Mossman (tp)
Kenny Garrett (as)
Ralph Bowen (ts)
Bob Hurst (b)
Ralph Peterson (ds)

Song name :
01. Inside Track
02. Cherry Pickens
03. Hot House
04. E Force
05. Nathan Jones
06. Isolation
07. Elevation

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アウト・オブ・ザ・ブルー(OBT = Out Of The Blue)は1985年、新生ブルーノートがオーディションで発掘した20代前半のNY若手ミュージシャンによって結成されたバンド。
LPは1986年6月19日・20日の録音、発売元ブルーノート(Blue Note)BT-85128番、7曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、小川隆夫氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはプロデュースがマイケル・カスクーナ、ピアノがハリー・ピケンズ、トランペットがマイケル・モスマン、アルトサックスがケニー・ギャレット、テナーサックスがラルフ・ボーエン、ベースがボブ・ハースト、ドラムがラルフ・ピーターソン。
録音当時、平均年齢が25歳という若さ。
ジャズ演奏家の多いアメリカでオーディションを通過してきた事は並みたいていの技量でない。
ジャズの将来を担(にな)う期待が彼らに圧(の)し掛かる。
その重圧を、どう跳ね返していくかが見物(みもの)。
ヒットが出れば有名にはなるが、ことジャズの場合、地道な活動が重要。
この事が出来るかどう、一生をジャズに捧げれるかどうか、ここが肝(きも)。
このアルバムのリリース直後「マウント富士ジャズ・フェスティバル'86」に来日した。
(青木高見)





Out Of the Blue / Live At Mt.Fuji (CP32-5406) Out Of the Blue / Live At Mt.Fuji (CP32-5406)

「ジャズ/アウト・オブ・ザ・ブルー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ブルーノート」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : August 31, 1986

Personnel :
[OTB (Out Of The Blue)]
Harry Pickens (p)
Michael Phillip Mossman (tp)
Kenny Garrett (as)
Ralph Bowen (ts)
Kenny Davis (b)
Ralph Peterson (ds)

Song name :
01. Parisian Thoroughfare
02. Celia
03. Over The Rainbow
04. Blue Pearl
05. Nathan Jones
06. Elevation
07. OTB

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アウト・オブ・ザ・ブルー(OBT = Out Of The Blue)は1985年、新生ブルーノートがオーディションで発掘した20代前半のNY若手ミュージシャンによって結成されたバンド。
CDは1986年8月31日の録音、ブルーノートの音源、発売元が東芝EMI株式会社、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、菱沼妙子さんによるライナーノーツ和訳、7曲入り、山中湖畔「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」のライブ。
メンバーはピアノがハリー・ピケンズ、トランペットがマイケル・モスマン、アルトサックスがケニー・ギャレット、テナーサックスがラルフ・ボーエン、ベースがケニー・デイヴィス、ドラムがラルフ・ピーターソン。
自分の話になるが、車の屋根にウインドサーフィンを積んで目的地である山中湖・岬キャンプ場に着いた。
対岸に巨大な青い屋根の仮設ステージが見える。
そこで「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」が開催された。
自然の中で聴くジャズ。
それもブルーノートを代表するメンバーが、わざわざ、ここ山中湖までやってきたのだ。
思えば、すごい企画だった。
ジャズマン達の宿泊場所は会場から離れた「ホテル・マウント富士」。
夜は、そこでもライブが行われた。
ミュジシャン達は「ホテル・マウント富士」から会場までは毎日、遊覧船で往復する。
アート・ブレイキー、ハービー・ハンコック、ジャッキー・マクリーン、ロン・カーターなどが遊覧船に乗って会場とを往復した。
自分はウインドサーフィンに乗って、その遊覧船の近くに行くのが楽しみだった。
手を振るとミュージシャン達は必ず手を振ってくれた。
アルバムには、あの頃の思い出が詰まっている。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲