青木高見のジャズコレクション Dodo Marmarosa (p)  Michael Dodo Marmarosa ドド・マーマロサ


略歴
Dodo Marmarosa ドド・マーマローサ (Dodo Marmarosa 出生名:Michael Marmarosa 1925年1月12日~2002年9月17日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのジャズ・ピアニスト。
幼少のころから神童といわれたが活動が途中で途絶えてた。
「ドド(ドードー)」 はアダ名。
頭が大きく体が小さかったため、そう言われた軽蔑(けいべつ)されたアダ名を芸名にしてしまったのは本人。
本来 「ドド(ドードー)」 は、出どころは 「不思議の国のアリス」 に登場する鳥の名前 「ドードー」 。
生物学上ではマダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた絶滅鳥類。
本人は精神を病んで入院、不遇なミュージシャンといえる。
音楽を聴く上では、あだ名の事は忘れて超絶技巧に酔う。
音が鳴った瞬間、ドド・マーマローサの空気に一変する、ここが凄い。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Dodo Marmarosa / Dodo's Back! (MVCR-20057) Dodo Marmarosa / The Chicago Sessions (CD AFF 755)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Gene Ammons and Dodo Marmarosa / Jug and Dodo (PCD-24021-2)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Dodo Marmarosa / Dodo's Back! (MVCR-20057) Dodo Marmarosa / Dodo's Back! (MVCR-20057)

Recorded : May 9-10, 1961

Personnel :
Michael "Dodo" Marmarosa (p)
Richard Evens (b)
Marshall Thompson (ds)

Song name :
01. Mellow Mood
02. Cottage For Sale
03. April Played The Fiddle
04. Everything Happens To Me
05. On Green Dolphin Street
06. Why Do I Love You?
07. I Thought About You
08. Me And My Shadow
09. Tracy's Blues
10. You Call It Madness

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドド・マーマローサ (Dodo Marmarosa 出生名:Michael Marmarosa 1925年1月12日~2002年9月17日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはドド・マーマローサ、1961年5月9日・10日の録音。
LPはアーゴ(Argo)LP-4012番、10曲入り。
CDは発売元がMCAビクター株式会社、販売元がビクター・エンターテインメント株式会社、ジョー・シーガル(Joe Segal)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーは、ピアノがドド・マーマローサ、ベースがリチャード・エヴァンス、ドラムがマーシャル・トンプソン。
療養生活のため忘れられた存在となっていた幻の白人ピアニスト、ドド・マーマローサの復帰作。
そのためアルバム・タイトルが 「Dodo's Back!」 となっている。
演奏は、曲が流れた瞬間、空気がかわり端正で哀愁のピアノに癒される。
正直、もっと沢山の演奏を残してほしかった。
神は、精神疾患で大変な苦労を与えた分、天賦の才を与えた。
思う事はひとつ、こういうピアノ・ジャズに巡り会えて幸せという事。
(青木高見)





Dodo Marmarosa / The Chicago Sessions (CD AFF 755) Dodo Marmarosa / The Chicago Sessions (CD AFF 755)

Song number, Recorded :
#01-#10 Rec:May 9-10, 1961
#11-16 Rec:November 2, 1962


Song number, Personnel :
#01-#10
Michael "Dodo" Marmarosa (p)
Richard Evens (b)
Marshall Thompson (ds)

#11-16
Michael "Dodo" Marmarosa (p)
Bill Hardman (tp) #11-16
Richard Evens (b)
Marshall Thompson (ds) "01-05
Ben Dixon (ds) #11-16

Song name :
01. Mellow Mood
02. Cottage For Sale
03. April Played The FiddleTo Me
04. Everything Happens
05. On Green Dolphin Street
06. Why Do I Love You
07. I Thought About You
08. Me And My Shadow
09. Tracy's Blues
10. You Call It Madness
11. Gone With The Wind
12. Someday
13. Automation
14. Dodo's Tune
15. Analysis
16. Only A Rose

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドド・マーマローサ (Dodo Marmarosa 出生名:Michael Marmarosa 1925年1月12日~2002年9月17日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはドド・マーマローサ、196年5月9日・10日と1962年11月2日の録音。
LPはアーゴ(Argo)ARCD502番、2枚組、全16曲入り。
CDはアンフィニティ(Affinity)レーベルからのリリース、輸入盤、ブライアン・プリーストリー(Brian Pristley)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、氏による日本語解説、16曲入り。
共演者は、11~16曲目トランペットがビル・ハードマン、ベースがリチャード・エバンス、ドラムがベン・ディクソン。
アルバム 「Dodo Marmarosa / Dodo's Back!」 が1~10曲目。
11~16曲目がトランペットのビル・ハードマンが加わった演奏。
落ち着いた端正なピアノに、淡白でシャイなビル・ハードマンが溶け合う妙味。
ドド・マーマローサのボイシングは、プロのミュージシャンでさえ、そう簡単に真似できるものではないという。
たとえボイシングが取れたとしても、今度は独特のタイム感が真似できない。
人気の秘密はここにある。
ちなみに 「ボイシング」 とはピアノでコードの音の組み合わせの事。
(青木高見)





Gene Ammons and Dodo Marmarosa / Jug and Dodo (PCD-24021-2) Gene Ammons and Dodo Marmarosa / Jug and Dodo (PCD-24021-2)

アルバムは 「ジーン・アモンズ」 のリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ドド・マーマロサ」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : 1962

Personnel :
Gene Ammons (ts)
Dodo Marmarosa (p)
Sam Jones (b)
Marshall Thompson (ds)

Song name :
01. Georgia
02. For You
03. You're Driving Me Crazy
04. Where or When
05. Song Is You
06. Just Friends
07. Yardbird Suite [Take 1]
08. Yardbird Suite [Take 2]
09. I Remember You
10. Bluzarumba
11. Moody Blues
12. Falling In Love With Love [Take 1]
13. Falling In Love With Love [Take 2]
14. Very Thought Of You (The)

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メインコメント : ジーン・アモンズ (Gene Ammons 本名:Eugene Ammons 1925年4月14日~1974年8月6日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ生まれのジャズ・サクソフォン奏者、作曲家。
ドド・マーマローサ (Dodo Marmarosa 出生名:Michael Marmarosa 1925年1月12日~2002年9月17日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのジャズ・ピアニスト。
LPは1962年の録音、プレスティッジ(Prestige)PR24021番、2枚組、全14曲入り。
CDはプレスティッジ・レコード・レーベルからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、14曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジーン・アモンズ、ピノアがドド・マーマローサ、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがマーシャル・トンプソン。
ドド・マーマローサのアルバム 「Dodo's Back!」 が1961年の録音なので、その翌年の共演になる。
気になった事がある。
このアルバムの元のジャケットの事。
Jug(水差し)と、Dodo(ドードー鳥)イラストだった、Jug はジーン・アモンズの事、Dodo はドド・マーマローサの事。 知らなくて見れば特に問題はないのだが、ドドの (ドードー) はマダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた絶滅した鳥の事で、頭が大きく不格好(ぶかっこう)。
一般的には 「ふしぎの国のアリス」」 の中に出てくる鳥 「ドードー」 で衆知された。
これがイケない、頭が異常に大きいドド・マーマローサの身体的欠陥をアダ名にした差別的なものだった。
現在のアルバム・ジャケットは2人の写真に差し替えられた。
無知とは、やはり、恐ろしい。
(青木高見)




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