Harold Ashby (ts) ハロルド・アシュビー
略歴
ハロルド・アシュビー(Harold Ashby 出生名:Harold Kenneth Ashby 1925年3月27日~2003年6月13日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身のジャズ・テナーサックス奏者。
晩年のデューク・エリントンを支えた。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【以下コンテンツ】
Harold Ashby / Scufflin' (CDSOL-46026)
LP release date : 1978
Personnel :
Harold Ashby (ts)
Raymond Fol (p)
Booty Wood (tb)
Aaron Bell (b)
Sam Woodyard (ds)
Song name :
01. Scufflin' [Take2]
02. Earma Jean
03. Salty Mama
04. When Sunny Gets Blue
05. Stealing
06. Corcovado(Quiet Nights Of Quiet Stars)
07. Get Down
08. Scufflin' [Take1]
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハロルド・アシュビー(Harold Ashby 出生名:Harold Kenneth Ashby 1925年3月27日~2003年6月13日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身のジャズ・テナーサックス奏者。
LPは1978年のリリース、発売元がブラック・アンド・ブルー(Black And Blue)33. 139番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Scufflin'
A2. Salty Mama
A3. Get Down
B1. Earma Jean
B2. Stealing
B3. Quiet Nights
CDは2018年のリリース、発売元がソリッド・レコード(Solid Records)CDSOL-46026番、英語ライナーノーツなし、田中英俊氏による日本語解説、4、8曲の2曲が追加され全8曲入り。
メンバーはテナーサックスがハロルド・アシュビー、ピアノがレイモンド・フォル、トロンボーンがブーティ・ウッド、ベースがアーロン・ベル、ドラムがサム・ウッドヤード。
アルバム・タイトル「Scufflin'(スカフリン)」、直訳すると「足を引きずって歩く」「乱闘する・取っ組み合う」の意味だがコンセプトは、そいう言う意味ではない。
ジャズ・ミュージシャンの間では「なんとか食いつなぐ」「苦労しながらもやっていく」(to survive with difficulty / to eke out a living)という意味で使われる。
きらびやかなスター街道ではなく、ドサ回りや日々のギグで必死に腕を磨き、生活を立てているプロ奏者の「たたき上げ」のニュアンスが含まれている、なので、いわば、「日々を懸命に、かつタフに生きる男のブルース」といった趣(おもむき)となる。
音楽的見地からは「洗練されすぎていない、地を這うような力強いスウィング」、少し荒削りでも魂のこもったプレイを指す。
ハロルド・アシュビーは長年、デューク・エリントン楽団という巨大な組織の中で、ベン・ウェブスターの伝統を受け継ぎながら自分の居場所を築いてきた、そんな彼がパリで気心の知れた仲間たちと、気取らず、しかしジャズマンとしての誇りを持ってスウィングする姿が投影されている。
演目もスタンダードが多く聴きやすく飽きない。
(青木高見)
Harold Ashby / What Am I Here For? (Criss 1054 CD)
CD recording date : November 30, 1990
Personnel :
Harold Ashby (ts)
Mulgrew Miller (p)
Rufus Reid (b)
Ben Riley (ds)
Song name :
01. I Can't Get Started
02. What Am I Here For?
03. Mood Indigo
04. Frankie And Johnny
05. Once In A While
06. Poinciana
07. C Jam Blues
08. Prelude To A Kiss
09. September In The Rain
10. Perdido
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハロルド・アシュビー(Harold Ashby 出生名:Harold Kenneth Ashby 1925年3月27日~2003年6月13日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身のジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1990年11月30日の録音、発売元がクリス・クロス・ジャズ(Criss Cross Jazz)Criss 1054 CD番、輸入盤、マーク・ガードナー(Mark Gardner)氏による英語ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーはピアノがマルグリュー・ミラー、テナーサックスがハロルド・アシュビー、ベースがルーファス・リード、ドラムがベン・ライリー。
晩年のデューク・エリントン・バンドで貢献してきたサックスがクリス・クロス・ジャズの肝いりで新主流派のマルグリュー・ミラーが、どうサポートするかが聴きどころ。
以下、演目の作曲者を明記。
01. I Can't Get Started / Vernon Duke, Ira Gershwin
02. What Am I Here For? / Duke Ellington
03. Mood Indigo / Duke Ellington, Barney Bigard, Irving Mills
04. Frankie And Johnny / Traditional
05. Once In A While / Edwards, Green
06. Poinciana / Bernier, Simon
07. C Jam Blues / Duke Ellington
08. Prelude To A Kiss / Ellington / Mack Gordon, Irving Mills
09. September In The Rain / Warren
10. Perdido / Tizol, Drake, Lenk
デューク・エリントンで、おなじみの曲が並ぶ。
演奏は百戦錬磨の燻(いぶ)し銀のバックに誇張しないテナーサックスなのだが。
初期の吹き方は、そうでもないのに本作ではテナーが小刻みに震えるのが気になる。
それが、頼りなさそうに聴こえてしまう。
自分の耳が悪いのか、ハロルド・アシュビーのクリシェ(cliché)の変化が顕著になってきたのか。
確かめるため、更にもう1枚聴いてみよう。
(青木高見)
Harold Ashby / On The Sunny Side Of The Street (CDSOL-6376)
CD recording date : January 12, 1992
Personnel :
Harold Ashby (ts)
Horace Parlan (p)
Wayne Dockery (b)
Steve McRaven (ds)
Song name :
01. Out Of Nowhere
02. There Is No Greater Love
03. Honeysuckle Rose
04. Pennies From Heaven
05. It's The Talk Of The Town
06. Satin doll
07. These Foolish Things (Remind Me Of You)
08. On The Sunny Side Of The Street
09. Scufflin'
10. In My Solitude
11. Just Squeeze Me
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハロルド・アシュビー(Harold Ashby 出生名:Harold Kenneth Ashby 1925年3月27日~2003年6月13日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身のジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1992年1月12日の録音、発売元がタイムレス・レコード(Timeless Records, Inc.)ALCR-285番、英語ライナーノーツなし、田中英俊氏による日本語解説、11曲入り。
メンバーはテナーサックスがハロルド・アシュビー、ピアノがホレス・パーラン、ベースがウェイン・ドッケリー、ドラムがスティーブ・マクラバン。
録音時、ハロルド・アシュビー67歳、老いるには早すぎる。
例のテナーが小刻みに震えるのは当アルバムも同じ、これがハロルド・アシュビーの特徴という事で自分を納得させた。
音楽の奏法の見地からは「サブトーン」といって、主にサックスやクラリネットで、息が混ざったようなかすれた、柔らかくムーディーな音色を出す奏法をさす、特に低音域で、アンブシュアを緩(ゆる)め、下顎を引いてリードの振動を抑えつつ、息を多めに吹き込む事で、ソフトで渋い雰囲気を作り出す、ちなみに「アンブシュア」とは、管楽器の演奏者が楽器を吹くときの口の形およびその機能をいう。
話は飛ぶが、ピアノのホレス・パーランは上手い。
(青木高見)
