George Adams (ts, fl, ss, vo) ジョージ・アダムス
略歴
ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
マウント富士ジャズ・フェスティバルの常連だったジョージ・アダムス。
何度も道で、すれ違って本人を見た。
サックスが鳴った一瞬で空気が変わる。
ほとばしる汗、サハラ砂漠の風の様な乾いたサックスはフリー・フレーバー。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
George Adams and Don Pullen / Life Line (CDSOL-6351)
アルバムは 「ジョージ・アダムス」 のリーダーアルバムとしています。
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「ドン・プーレン(ピュレーン)」 でも同じ内容を掲載しています。
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Recorded : April 5-6, 1981
Personnel :
George Adams (ts, fl, vo)
Don Pullen (p)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)
Song name :
01. The Great Escape, or Run John Henry Run
02. Seriously Speaking
03. Soft Seas
04. Nature's Children
05. Protection
06. Newcomer
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
LPは1981年4月5日・6日の録音、タイムレス(Timeless)SJP 154番、6曲入り。
CDは発売・販売元が株式会社ウルトラ・ヴァイヴ(Ultra-Vybe)、英語イナーノーツなし、田中英俊氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックス、フルート、ヴォーカルがジョージ・アダムス、ピアノがン・プーレン、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
演奏はこの4人が結成したカルテット、バリバリ吹きまくるジョージ・アダムス、手の甲をグリグリと掻き鳴らすドン・プーレン、バシバシと決めていくダニー・リッチモンド。
思いつく言葉は 「ダイナミック」 「ダウン・トゥ・アース」 「大地を吹き抜ける乾いた爽やかな風」。
悲しいのは、ベースのキャメロン・ブラウン以外、全員他界。
やりたい事だけやって、サッサとあの世に逝ってしまった。
今頃、天国でグリグリやってるんだろうなぁ。
(青木高見)
George Adams and Don Pullen / Live At Montmartre (TECW-20809)
アルバムは 「ジョージ・アダムス」 のリーダーアルバムとしています。
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「ドン・プーレン(ピュレーン)」 でも同じ内容を掲載しています。
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Recorded : April 4–5, 1985
Personnel :
George Adams (ts)
Don Pullen (ts)
John Scofield (g)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)
Song name :
01. I.J.
02. Flame Games
03. Well, I Guess We'll Never Know
04. Forever Lovers
05. Song Everlasting
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
CDは1985年4月4日・5日の録音、フランス・モンマルトルでのライブ、タイムレス・レコード(Timeless Records)の音源、発売元が株式会社テイチクエンタテインメント、成田正氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジョージ・アダムス、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムが、ダニー・リッチモンド、ギターがジョン・スコフィールド。
ジョージ・アダムスとダニー・リッチモンドは 「ミンガス・ジャズ・ワークショップ」 のメンバー。
そこにピアノのドン・プーレン(ピュレーン)とベースのキャメロン・ブラウンが加わりレギュラー・カルテットを結成した。
このライブでは、そのカルテットにギターのジョン・スコフィールドが加わり独創的な演奏となる。
個人的には面白くない事があった日とか、マンネリで日常を少し忘れたい時とか引っ張り出す。
すると、なぜだか解らないが心の隙間を埋めてもらえる。
ジョージ・アダムス、ドン・プーレン(ピュレーン)、ダニー・リッチモンドは、すでに他界しているので、これも貴重。
例によりドン・プーレン(ピュレーン)は鍵盤を、こぶしでグリグリやっている。
(青木高見)
Don Pullen and George Adams / Breakthrough (CP32-5259)
アルバムは 「ドン・プーレン(ピュレーン)」 のリーダーアルバムとしています。
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「ジョージ・アダムス」 で同じ内容を掲載しています。
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Recorded : April 30, 1986
Personnel :
Don Pullen (p)
George Adams (ts, fl)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)
Song name :
01. Mr. Smoothie
02. Just Foolin' Around
03. Song from the Old Country
04. We've Been Here All the Time
05. Time for Sobriety
06. The Necessary Blues
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
LPは1986年4月30日の録音、ブルーノート(Blue Note)BT-85122番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アミリ・バラカ(Amiri Baraka)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、6曲目 「The Necessary Blues」 が追加され全6曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、テナーサックスがジョージ・アダムス、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
1988年 山中湖で開催された 「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」 で彼らを見た。
女性ヴォーカルの 「ミシェル・ヘンドリクス (Michele Hendricks) 」 を迎えて 「Song from the Old Country」 を聴いた。
演奏は亡くなったドラマーのダニー・リッチモンドに捧(ささ)げる意味もあった。
そのため、ピアノのドン・プレーンは、いつも以上に熱い、ノッてくると、手の拳(こぶし)で鍵盤をグリグリやる。
こんなピアニスト、見たことない、しかし、これを期待している自分。
テナーサックスのジョージ・アダムスは、ヴォーカルのミシェルがいたせいか、いつもよりは少し控えめだったのが物足りない。
山中湖の湖面にキラキラと反射する陽の光にサックスとピアノが沁(し)み込む。
アルバムは1986年の録音だが、このクァルテットは当初アメリカで認めらなかったという。
そのためヨーロッパに行って収録し人気が出た。
ジャズ発祥の地、アメリカ人の耳を疑いたくなる。
このではダニー・リッチモンドが健在で、これも聴きどころのひとつ。
この頃からブルーノート・レーベル自体も懐が大きくなり、カテゴリーにとらわれない録音が目立つ様になる。
このユニットの影に 「チャールズ・ミンガスの血」 が流れている事を忘れてなならない。
(青木高見)
Don Pullen and George Adams / Song Everlasting (CDP 791785 2)
アルバムは 「ドン・プーレン(ピュレーン)」 のリーダーアルバムとしています。
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「ジョージ・アダムス」 で同じ内容を掲載しています。
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Recorded : April 21, 1987
Personnel :
Don Pullen (p)
George Adams (ts, fl)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)
Song name :
01. Sun Watchers
02. Serenade for Sariah
03. 1529 Gunn Street
04. Warm Up
05. Sing Me a Song Everlasting
06. Another Reason to Celebrate
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
LPは1987年4月21日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLJ-46907番、5曲入り、邦題:永遠の歌。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、リー・ジェスク(Lee Jeske)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、6曲目の 「Another Reason to Celebrate」 が追加され全6曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、テナーサックスがジョージ・アダムス、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
ドン・プレーン、ジョージ・アダムス、ダニー・リッチモンドは 「ミンガス・ジャズ・ワークショップ」 のメンバー。
おりしも、1987年 フジマウント・ジャズ・フェスティバルの来日記念盤として発売された意味もあったが、中身は彼らが造る魂の音。
惜しいのは、ダニー・リッチモンド、ジョージ・アダムス、ドン・プレーン、3人共、亡くなってしまった。
そんな意味で一層の感慨深く名実共に 「永遠の歌」 となってしまった。
(青木高見)
George Adams / Nightingale (CJ32-5504)
Recorded : August 19-20, 1988
Personnel :
George Adams (ts, fl_#4, ss_#8)
Hugh lawson (p)
Sirone (b)
Victor Lewis (ds)
Song name :
01. Bridge Over Troubled Water
02. What A Wonderful World
03. Cry Me A River
04. A Nightingale Sings In Berkeley Square
05. Moon River
06. Precious Lord, Take My Hand
07. Ol' Man River
08. Going Home
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
LPは1988年8月19日・20日の録音、ブルーノート(Blue Note)B1-91984番、7曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、3曲目 「Cry Me A River」 が追加されぜん8曲入り。
メンバーは、テナーサックス、フルートがジョージ・アダムス、ピアノがヒュー・ローソン、ベースがシローン、ドラムがヴィクター・ルイス。
ジョージ・アダムスは、1987年から1991年にかけて、日本の 「Mt.Fujiジャズ・フェスティバル」 で何度も来日して日本で知名度が上がった。
だがアメリカでは今一つだったという。
その理由が納得がいかないまま惜しくも1992年11月14日に他界してしまった、享年52才、
演奏中、顔から、したたりおちる汗、目線は天井を見て、アフリカの大地に吹く乾いた風の様な豪快なテナーを、もう聴く事はできない。
改めて聴き直すと、地球を包み込む宇宙にまで届きそうなテナーサックス。
この音色が、どう言われようが、この人の真骨頂。
ドン・プレーンとのコンビも有名だが、ドン・プレーンも、ドラムのダニー・リッチモンドも、みんな他界してしまった。
死神に付きまとわれいるのではないか。
神に近ずく音を奏でると、神に召されてしまうのか。
8曲目の 「Going Home(家路)」 。
交響曲第9番ホ短調 「新世界より」 チェコの作曲家ドヴォルザーク1893年作曲の交響曲。
「私を待ってる父母がいて、沢山の人々が集まる、心ゆるせる友人達、家路へ、家路へ」。
わけもなく目頭が熱くなる。
(青木高見)
George Adams / America (CDP 7 93896 2)
Recorded :
May 24-25, 1989
June 29, 1989
July 9-10, 18, 1989
Personnel :
George Adams (ts, fl, vo)
Hugh lawson (p)
Cecil Mcbee (b)
Mark Johnson (ds)
Song name :
01. America the Beautiful
02. Tennessee Waltz
03. Motivation
04. Old Folks at Home
05. Gee Baby, Ain't I Good to You?
06. Take Me Out to the Ball Game
07. You Are My Sunshine
08. Georgia On My Mind
09. Have You Thanked America?
10. The Star Spangled Banner
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
CDは1989年5月~7月の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ブルーノートによる英語ペラのライナーノーツ、10曲入り。
企画物のアルバムなのに、氏の奔放な性格と野太いサックスでタイトルの 「アメリカ」 を見事に表現した。
決して上手いとは言えない本人のヴォーカルも、この際、許せてしまう。
今のアメリカは我々が憧れていた古き良きアメリカは無くなりつつある。
ジョージ・アダムスの死で古きよきアメリカ・ジャズの炎が、また一の消えた。
(青木高見)
George Adams / New York Unit Tribute To George Adams (KICJ 156)
アルバムは 「ジョージ・アダムス」 のリーダーアルバム扱いとしています。
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「ジョン・ヒックス」 でも同じ内容を掲載しています。
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Recorded :
November 17, 1992 #01-07 ニューヨーク録音
June 15, 1992 #08-09 ニューヨーク録音
December 6, 1990 #10 東京録音
Personnel :
George Adams (ts) #10
John Hicks (p)
Javon Jackson (ts) #01-02, #04, #05-07,
Dan Faulk (ts) #08-09,
Santi Debriano (b) #01-07,
Richard Davis (b) #08-10,
Tatsuya Nakamura 中村達也 (ds)
Song name :
01. Exodus
02. A Nightingale Sang In Berkeley Square
03. Fly Me To The Moon
04. Mack The Knife = Moritat
05. Straight No Chaser
06. Moment's Notice
07. Gospel Blues
08. When Something Is Wrong With My Baby
09. Mr. P. C.
10. Georgia On My Mind
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
ジョン・ヒックス (John Hicks 出生名:John Josephus Hicks, Jr. 1941年12月21日~2006年5月10日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
CDは1990年と1992年の録音、発売元がキング・レコード株式会社、英語ライナーノーツなし、市川正二氏による日本語解説、中村達也氏による日本語コメント、11曲入りジョージ・アダムスへのトリビュート・アルバム。
共演者は、ピアノがジョン・ヒックス、ベースがサンティ・デブリアーノ、ドラムが中村達也。
その他、テナーサックスがジャヴォン・ジャクソンとダン・フォーク、10曲目だけが生前のジョージ・アダムス。
ジョージ・アダムスが亡くなったのは1992年11月14日、52歳の若さだった。
ニューヨーク・ユニットのアルバム 「オーバー・ザ・レインボー」 の制作中で当初はジョージ・アダムスが通しで参加する予定だった。
ところが体調不良のため急遽、トラで入った若手ダン・フォーク。
ちなみにドラムの中村達也 (なかむら たつや、1965年1月4日~) は日本・富山県出身のドラマー、俳優、1990年から2000年まで 「BLANKEY JET CITY」 のドラマー。
あの全身刺青の精悍な印象のミュージシャンは海の向こうで世界に通用するドラマーになっていた。
NHK大河ドラマ 「龍馬伝(2010年)」 では竜馬を付けねらう刺客の 「佐々木只三郎」 役で出た。
あのツッパリは伊達じゃなったのが日本人として嬉しい。
(青木高見)