青木高見のジャズコレクション Don Pullen (p) ドン・プレーン(ピュレーン)


略歴
Don Pullen ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
(青木高見)


【INDEX (リーダーアルバム)】
Don Pullen and George Adams / Breakthrough (CP32-5259) Don Pullen and George Adams / Song Everlasting (CDP 791785 2) Don Pullen / New Beginnings (CDP 7 91785 2) Don Pullen / Kele Mou Bana (CDP 7 98166 2)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
George Adams and Don Pullen / Life Line (CDSOL-6351) George Adams And Don Pullen / Live At Montmartre (TECW-20809)


【以下コンテンツ】


George Adams and Don Pullen / Life Line (CDSOL-6351) George Adams and Don Pullen / Life Line (CDSOL-6351)

アルバムは 「ジョージ・アダムス」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ドン・プーレン(ピュレーン)」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : April 5-6, 1981

Personnel :
George Adams (ts, fl, vo)
Don Pullen (p)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)

Song name :
01. The Great Escape, or Run John Henry Run
02. Seriously Speaking
03. Soft Seas
04. Nature's Children
05. Protection
06. Newcomer

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
LPは1981年4月5日・6日の録音、タイムレス(Timeless)SJP 154番、6曲入り。
CDは発売・販売元が株式会社ウルトラ・ヴァイヴ(Ultra-Vybe)、英語イナーノーツなし、田中英俊氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックス、フルート、ヴォーカルがジョージ・アダムス、ピアノがン・プーレン、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
演奏はこの4人が結成したカルテット、バリバリ吹きまくるジョージ・アダムス、手の甲をグリグリと掻き鳴らすドン・プーレン、バシバシと決めていくダニー・リッチモンド。
思いつく言葉は 「ダイナミック」 「ダウン・トゥ・アース」 「大地を吹き抜ける乾いた爽やかな風」。
悲しいのは、ベースのキャメロン・ブラウン以外、全員他界。
やりたい事だけやって、サッサとあの世に逝ってしまった。
今頃、天国でグリグリやってるんだろうなぁ。
(青木高見)





George Adams and Don Pullen / Live At Montmartre (TECW-20809) George Adams and Don Pullen / Live At Montmartre (TECW-20809)

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「ドン・プーレン(ピュレーン)」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : April 4–5, 1985

Personnel :
George Adams (ts)
Don Pullen (ts)
John Scofield (g)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)

Song name :
01. I.J.
02. Flame Games
03. Well, I Guess We'll Never Know
04. Forever Lovers
05. Song Everlasting

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メインコメント : ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
CDは1985年4月4日・5日の録音、フランス・モンマルトルでのライブ、タイムレス・レコード(Timeless Records)の音源、発売元が株式会社テイチクエンタテインメント、成田正氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジョージ・アダムス、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムが、ダニー・リッチモンド、ギターがジョン・スコフィールド。
ジョージ・アダムスとダニー・リッチモンドは 「ミンガス・ジャズ・ワークショップ」 のメンバー。
そこにピアノのドン・プーレン(ピュレーン)とベースのキャメロン・ブラウンが加わりレギュラー・カルテットを結成した。
このライブでは、そのカルテットにギターのジョン・スコフィールドが加わり独創的な演奏となる。
個人的には面白くない事があった日とか、マンネリで日常を少し忘れたい時とか引っ張り出す。
すると、なぜだか解らないが心の隙間を埋めてもらえる。
ジョージ・アダムス、ドン・プーレン(ピュレーン)、ダニー・リッチモンドは、すでに他界しているので、これも貴重。
例によりドン・プーレン(ピュレーン)は鍵盤を、こぶしでグリグリやっている。
(青木高見)





Don Pullen and George Adams / Breakthrough (CP32-5259) Don Pullen and George Adams / Breakthrough (CP32-5259)

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「ジョージ・アダムス」 で同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : April 30, 1986

Personnel :
Don Pullen (p)
George Adams (ts, fl)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)

Song name :
01. Mr. Smoothie
02. Just Foolin' Around
03. Song from the Old Country
04. We've Been Here All the Time
05. Time for Sobriety
06. The Necessary Blues

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メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
LPは1986年4月30日の録音、ブルーノート(Blue Note)BT-85122番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アミリ・バラカ(Amiri Baraka)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、6曲目 「The Necessary Blues」 が追加され全6曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、テナーサックスがジョージ・アダムス、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
1988年 山中湖で開催された 「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」 で彼らを見た。
女性ヴォーカルの 「ミシェル・ヘンドリクス (Michele Hendricks) 」 を迎えて 「Song from the Old Country」 を聴いた。
演奏は亡くなったドラマーのダニー・リッチモンドに捧(ささ)げる意味もあった。
そのため、ピアノのドン・プレーンは、いつも以上に熱い、ノッてくると、手の拳(こぶし)で鍵盤をグリグリやる。
こんなピアニスト、見たことない、しかし、これを期待している自分。
テナーサックスのジョージ・アダムスは、ヴォーカルのミシェルがいたせいか、いつもよりは少し控えめだったのが物足りない。
山中湖の湖面にキラキラと反射する陽の光にサックスとピアノが沁(し)み込む。
アルバムは1986年の録音だが、このクァルテットは当初アメリカで認めらなかったという。
そのためヨーロッパに行って収録し人気が出た。
ジャズ発祥の地、アメリカ人の耳を疑いたくなる。
このではダニー・リッチモンドが健在で、これも聴きどころのひとつ。
この頃からブルーノート・レーベル自体も懐が大きくなり、カテゴリーにとらわれない録音が目立つ様になる。
このユニットの影に 「チャールズ・ミンガスの血」 が流れている事を忘れてなならない。
(青木高見)





Don Pullen and George Adams / Song Everlasting (CDP 791785 2) Don Pullen and George Adams / Song Everlasting (CDP 791785 2)

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Recorded : April 21, 1987

Personnel :
Don Pullen (p)
George Adams (ts, fl)
Cameron Brown (b)
Dannie Richmond (ds)

Song name :
01. Sun Watchers
02. Serenade for Sariah
03. 1529 Gunn Street
04. Warm Up
05. Sing Me a Song Everlasting
06. Another Reason to Celebrate

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メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン) (Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日) はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
ジョージ・アダムス (George Adams 1940年4月29日~1992年11月14日) はアメリカジョージア州生まれのジャズテナー・サックス、フルート奏者。
LPは1987年4月21日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLJ-46907番、5曲入り、邦題:永遠の歌。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、リー・ジェスク(Lee Jeske)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、6曲目の 「Another Reason to Celebrate」 が追加され全6曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、テナーサックスがジョージ・アダムス、ベースがキャメロン・ブラウン、ドラムがダニー・リッチモンド。
ドン・プレーン、ジョージ・アダムス、ダニー・リッチモンドは 「ミンガス・ジャズ・ワークショップ」 のメンバー。
おりしも、1987年 フジマウント・ジャズ・フェスティバルの来日記念盤として発売された意味もあったが、中身は彼らが造る魂の音。
惜しいのは、ダニー・リッチモンド、ジョージ・アダムス、ドン・プレーン、3人共、亡くなってしまった。
そんな意味で一層の感慨深く名実共に 「永遠の歌」 となってしまった。
(青木高見)





Don Pullen / New Beginnings (CDP 7 91785 2) Don Pullen / New Beginnings (CDP 7 91785 2)

Recorded : December 16, 1988

Personnel :
Don Pullen (P)
Gary Peacock (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Jana's Delight
02. Once Upon A Time
03. Warriors
04. New Beginnings
05. At The Cafe Centrale
06. Reap The Whirlwind
07. Silence=Death

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン)(Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日)はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
LPは1988年12月16日の録音、ブルーノート(Blue Note)B1-91785番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、スタンリー・クラウチ(Stanley Crouch)氏による英語ライナーノーツ、7曲目の「Silence=Death」 が追加され全7曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、ベースがゲイリー・ピーコック、ドラムがトニー・ウイリアムス。
ドン・プーレン(ピュレーン)と、この2人の共演者が、どのように共演したか興味深い。
のっけから普通に演奏しないドン・プーレン(ピュレーン)、待ってましたとばかりのベースとドラム。
だんだん熱をおびてきて出ました 「手の拳(こぶし)鍵盤グリグリ」 これでまずは、ひと安心。
これがドン・プーレン(ピュレーン)の聴き方、理屈やゴタクは無用。
アメリカで最初人気がなかったというが、アメリカ人の耳を疑いたい、後に晴れてブルーノートからリリースできて良かった。
(青木高見)





Don Pullen / Kele Mou Bana (CDP 7 98166 2) Don Pullen / Kele Mou Bana (CDP 7 98166 2)

Recorded : September 25-26, 1991

Personnel :
[African-Brazilian Connection]
Don Pullen (p)
Carlos Ward (as)
Nilson Matta (b)
Mor Thiam (per, vo)
Guilherme Franco (per)
Keith Pullen (vo)
Tameka Pullen (vo)

Song name :
01. Capoeira
02. Listen To The People (Bonnie's Bossa Nova)
03. Kele Mou Bana
04. L.V.M./Directo Ad Assunto
05. Yebino Spring
06. Doo-Wop Daze
07. Cimili/Drum Talk

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドン・プーレン(ピュレーン)(Don Pullen 1941年12月25日~1995年4月22日)はアメリカ合衆国バージニア州ロアノーク生まれのジャズ・ピアニスト、オルガン奏者、作曲家。
CDは1991年9月25日・26日の録音、ブルーノート(Blue Note)CDP 7 98166 2番、輸入盤、ハワード・マンデル(Howard Mandel)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーは、ピアノがドン・プーレン(ピュレーン)、アルトサックスがカルロス・ウォード、べースがニルソン・マッタ、パーカッションがギリェルメ・フランコ、モル・チャムほか。
アフリカ系バンド 「ブラジル・コネクション 」のメンバー。
演奏は、ドン・プーレン(ピュレーン)の体内にあるアドレナリンが心が通じ合えるアフリカ系ブラジル・コネクションの仲間と融合して炸裂。
写真で頭に鳥の羽を付けているがモル・チャム、セネガルのドラマーで文化史家でもある。
ギリェルメ・フランコは、1946年11月25日 ブラジル・サンパウロ生まれのパーカッショニストで地元で定評がある。
キース·プーレンは、ドン・プーレン(ピュレーン)の兄、タメカ・プーレンも親類で全体としての血縁の濃さも音に出る。
失礼な話だがドン・プーレン(ピュレーン)を知りはじめた頃、ピアノを手のコブシでグリグリやるのは単なるウケでやっているのかと思った。
ところが、それは、とんでもない誤解だった。
それはドン・プーレン(ピュレーン)の体から自然に湧き出る芸術表現の一手法とわかった。
それに気付いた時点から完全にドン・プーレン(ピュレーン)のファンになった、ピアノの音に強烈な訴えかけがある。
(青木高見)




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