青木高見のジャズコレクション Eddie Harris (ts, org) エディ・ハリス


略歴
Eddie Harris エディ・ハリス (Eddie Harris 1934年10月20日~1996年11月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのテナーサックス、ヴァリトーン(varitone)、ピアノ、オルガン奏者。
父はキューバ、母はニューオーリンズ生まれ。
根底に、R&B、ソウル、ファンク、そして精神性を感じる。
ヴァリトーン(varitone)とは、テナーサックスを電気的に増幅した楽器、このエディ・ハリスが開発したとされる。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Eddie Harris / The In Sound (COL-CD-6356) Eddie Harris / Mean Greens (WPCR-27227) Eddie Harris / The Tender Storm (WPCR-27272)

【INDEX (共演アルバム)】
Lalo Schifrin Bossa Nova Groove


【以下コンテンツ】


Eddie Harris / The In Sound (COL-CD-6356) Eddie Harris / The In Sound (COL-CD-6356)

Recorded : August 9 and 30, 1965

Personnel :
Eddie Harris (p)
Cedar Walton (p)
Ray Codrington (tp) #03, #04, #06
Ron Carter (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Love Theme from "The Sandpiper" (Shadow Of Your Smile (The))"
02. Born to Be Blue"
03. Love For Sale
04. Cryin' Blues
05. 'S Wonderful
06. Freedom Jazz Dance

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エディ・ハリス (Eddie Harris 1934年10月20日~1996年11月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのテナーサックス、ヴァリトーン(varitone)、ピアノ、オルガン奏者。
アルバムはエディ・ハリス、1965年8月9日・30日の録音。
LPはアトランティック(Atlantic)1448番、6曲入り。
CDはコレクティブルス・レコード(Collectables Records)レーベルからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語ライナーノーツ、、6曲入り。
メンバーは、テナーサックス、エディ・ハリス、ピアノがシダー・ウォルトン、トランペットがレイ・コドリントン、ベースがロン・カーター、ドラムがビリー・ヒギンス。
器用なエディ・ハリスが、ほぼレギュラー化の仲間と気持ち良さそうに演奏している、それが何ともいい。
演目の最後は、エディ・ハリスが作曲した 「Freedom Jazz Dance」 の本人の演奏が聴ける。
マイルス・デイヴィスの 「セッション・リール」 でサイド有名になった曲だ。
(青木高見)





Eddie Harris / Mean Greens (WPCR-27227) Eddie Harris / Mean Greens (WPCR-27227)

Song number, Recorded :
#01 March 8, 1966
#02-04 March 9, 1966
#05-07 June 7, 1966

Personnel, Song number :
Eddie Harris (ts) #01-04, #06
Eddie Harris (el-p) #05-07
Eddie Harris (org) #06
Cedar Walton (p) #01-04
Sonny Phillips (org) #05-07
Ray Codrington (tp) #01-04, #06
Ron Carter (b)> #01-04
Melvin Jackson (b) #05-07
Billy Higgins (ds) #01-04
Bucky Taylor (ds) #06-07
Ray Codrington (tamb) #01-04
Ray Codrington (per) #05
Bucky Taylor (per) #05
Ray Barretto (congas, bongos) #05

Song name :
01. Mean Greens
02. It Was a Very Good Year
03. Without You
04. Yeah Yeah Yeah
05. Listen Here
06. Blues in the Basement
07. Goin' Home

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メインコメント : エディ・ハリス (Eddie Harris 1934年10月20日~1996年11月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのテナーサックス、ヴァリトーン(varitone)、ピアノ、オルガン奏者。
アルバムはエディ・ハリス、1966年3月8日・9日、6月7日の録音。
LPは(Atlantic)SD1453番、7曲入り。
CDは発売元がワーナー・ミュージック・ジャパン、アンソニー・スターン(Anthony Stearn)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、後藤誠氏による日本語解説、7曲入り、日本発CD化。
メンバーは全曲通しが、テナーサックスとエレ・ピがエディ・ハリス、トランペットがレイ・コドリントン。
1966年3月8日・9日 ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがロン・カーター、ドラムがビリー・ヒギンズ。
1966年6月7日 オルガンがソニー・フィリップス、ベースがメルヴィン・ジャクソン、ドラムがバッキー・テイラー、パーカッションがレイ・バレット。
この様に演奏は2つのユニットによるダンサンブルでソウル・ファンキー・ジャズ。
演目の3曲はエレ・ピで演奏している。
1966年は、ロックがジャズを抑えて台頭してきた年。
1966年の全米ロックのヒットチャートを見てもみると。
1. ペット・サウンズ / ザ・ビーチ・ボーイズ
2. リボルバー / ビートルズ
3. デイドリーム / ラヴィン・スプーンフル
4. アフターマス / ローリング・ストーンズ
5. サウンド・オブ・サイレンス / イモン&ガーファンクル
エディ・ハリスも、人気だったロックの影響を受けていないといったら嘘になる。
どうりで音が 「1966年」 している。
この様にジャズ界では多かれ少なかれロックの大波を受けた。
巨匠マイルス・ディヴィスでさえ、ロックの爆発的人気を分析し音作りに反映させている。
今でこそサウンドに様々なジャンルのエッセンスが入るのは当たり前。
しかし当時のリスナーは、けっこうジャンルの住み分けがあって壁で仕切られていた様に思う。
そういう自分もロックが好きで、当時、ブラスの入ったシカゴやBSTなどはロックじゃないと毛嫌いしていた。
今、深く反省している。
(青木高見)





Eddie Harris / The Tender Storm (WPCR-27272) Eddie Harris / The Tender Storm (WPCR-27272)

Song number, Recorded :
#05 March 8, 1966
#01-04, #06September 19, 1966

Personnel :
Eddie Harris (varitone) #01, #03-04, #06
Eddie Harris (ts)#02, #05
Cedar Walton (p)
Ron Carter (b)
Billy Higgins #05
Bobby Thomas (ds) #01-#04, #06

Song name :
01. When a Man Loves a Woman
02. My Funny Valentine
03. Tender Storm
04. On a Clear Day (You Can See Forever)
05. A Nightingale Sang in Berkeley Square
06. If Ever I Would Leave You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エディ・ハリス (Eddie Harris 1934年10月20日~1996年11月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのテナーサックス、ヴァリトーン(varitone)、ピアノ、オルガン奏者。
アルバムはエディ・ハリス、1966年3月8日・9月19日の録音。
LPはアトランティック(Atlantic)1478番、6曲入り。
CDは発売元がワーナー・ミュージック・ジャパン、英語ライナーノーツなし、後藤誠氏による日本語解説、6曲入り、日本初CD化。
メンバーは、ヴァリトーン(varitone)とテナーサックスがエディ・ハリス、ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがロン・カーター、ドラムがボビー・トーマスとビリー・ヒギンズ。
ここでは、ヴァリトーン(varitone)という楽器を聴く事ができる。
ヴァリトーン(varitone)とは、サックスの音を電気的に出来る楽器。
聴いたところ、音色はサックスなのだがプラスチック的な音が、もう1音、重(かさ)なっている感じ。
演目で冒頭の 「When a Man Loves a Woman」 はパーシー・スレッジの 「男が女を愛する時」。
この頃のエディ・ハリスの特徴は、ジャズ潮流に、R&B、ソウル、ファンク色を強く感じる。
(青木高見)




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