Buck Clayton (tp) バック・クレイトン
略歴
バック・クレイトン (Buck Clayton 本名:Wilbur Dorsey Clayton 1911年11月12日~1991年12月8日) はアメリカ合衆国カンザス州出身のジャズ・トランペット奏者。
バック・クレイトンは、数々のコンボに参加しているが中でもカウント・ベイシー楽団に在籍していた頃の演奏に人気がある。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Buck Clayton / The Essential Buck Clayton (103/4-2)
Song No., Recorded, Personnel :
#01 (1953), #05 (1954), #08 (1954)
Buck Clayton (tp)
Mel Powell (p)
Steve Jordan (g)
Edmond Hall (cl)
Henderson Chambers (tb)
Walter Page (b)
Jimmy Crawford (ds)
#02, #04, #06, #07, #09, #11, #12, #14, (1957)
Buck Clayton (tp)
Hank Jones (p)
Kenny Burrell (g)
Earle Warren (as)
Vic Dickenson (tb)
Aaron Bell (b)
Jo Jones (ds)
#03 (1954), #10 (1953), #13 (1954)
Buck Clayton (tp)
Jimmy Jones (p)
Steve Jordan (g)
Ruby Braff (tp)
Buddy Tate (ts)
Benny Morton (tb)
Aaron Bell (b)
Bobby Donaldson (ds)
Song name :
01. S' Wonderful
02. Claytonia
03. Kandee
04. Squeeze Me
05. I Can't Get Started
06. Buck Huckles
07. Cool Too
08. Love Is Just Around The Corner
09. Blues Blase
10. It's Been So Long
11. Ballin' The Jack
12. Good Morning Blues
13. Just A Groove
14. Queen's Express
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メインコメント : バック・クレイトン (Buck Clayton 本名:Wilbur Dorsey Clayton 1911年11月12日~1991年12月8日) はアメリカ合衆国カンザス州出身のジャズ・トランペット奏者。
原盤LPはヴァンガード(Vanguard)・・レコード・レーベルからのリリース2枚組。
所持しているCDは、同じくヴァンガード・レコード (Vanguard Records) レーベルによるCDで 「 The Essential Buck Clayton 」 全14曲入り、輸入盤、英語の解説書付き。
共演者は、ピアノがメル・パウエル、ハンク・ジョーンズ、ジミー・ジョーンズ。
ギターがスティーヴ・ジョーダン、ケニー・バレル、トランペットがルビー・ブラフ、クラリネットがエドモンド・ホール、アルトサックスがアール・ワーレン、テナーサックスがバディ・テイト、トロンボーンがヘンダーソン・チェンバース、ヴィック(ヴィクター)・ディッケンソン、ベニー・モートン、ベースがウォルター・ペイジ、アーロン・ベル、ドラムがジミー・クローフォード、パパ・ジョー・ジョーンズ、ボビー・ドナルドソンほか。
有名バンドに在籍していた楽譜に強いミュージシャンたちがバック・クレイトンを後押し。
バック・クレイトンも数々のコンボに在籍していたが、中でもカウント・ベイシー楽団に在籍していた頃の演奏に人気がある。
「カンザス・シティ・ジャズ」 は1920年頃に生まれたとされる。
場所柄、アメリカの中央部に位置した土地の影響が音に強く反映されている。
ここだけ禁酒法が廃止され歓楽街が乱立していた。
カウント・ベイシー楽団を中心に巨大ダンスホールで自由で束縛の無い演奏環境が生まれた。
ブルースを基調に独特の演奏形態。
若きチャーリー・パーカーも、この地の出身者、これを聴いて 「ビ・バップ」 の構想を練ったのかもしれない。
ここではバック・クレイトンを中心としてエンターテインメント性の高い正真正銘の 「カンザス・シティ・ジャズ」 を聴く事ができる。
(青木高見)
Buck Clayton / Tenderly (IC 7019)
Recorded : 1959
Personnel :
Buck Clayton (tp)
Jean-Claude Pelletier (p, org)
Jean Bonal (g)
Roland Lobligeois (b)
Kansas Fields (ds)
Song name :
01. I've Got My Love to Keep Me Warm
02. Rosetta Hines
03. Lonesome
04. Tenderly
05. Sugar Blues
06. Black and Blue Razaf
07. Premier Bal
08. These Foolish Things
09. Louise Robin
10. Pennies From Heaven Johnson
11. Stompin' at the Savoy
12. I'm In the Mood For Love
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メインコメント : バック・クレイトン (Buck Clayton 本名:Wilbur Dorsey Clayton 1911年11月12日~1991年12月8日) はアメリカ合衆国カンザス州出身のジャズ・トランペット奏者。
アルバムはバック・クレイトン、1959年の録音、CDはインナー(INNER CITY)・シティ・レコード・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノとオルガンがジャン・クロード・ペルティエ、ギターがジャン・ボナール、ベースがローランド・ロブリジョア、ドラムがカンサス・フィールズ。
フランスのジャズマンをバックに優雅で、お洒落なバック・クレイトンに心が和(なご)む。
時間が止まった様な感覚になる。
アルバム・タイトルの 「テンダリー (Tenderly)」 は意味は 「やさしい」。
作曲は、ウォルター・グロス(Walter Gross)で1930年から40年代に活躍した指揮者、編曲家、ピアニスト。
歌詞は、ジャック・ローレンス(Jack Lawrence)。
最初に歌ったのはクラーク・デニス、ヒットさせたのは1947年のサラ・ヴォーン。
その後、幾多のミュージシャンに演奏され続けているスタンダード。
ここでは、やはりアルバム・タイトルにもなっているバック・クレイトンのテンダリーが、いち押し。
(青木高見)