Sam Taylor (ts) サム・テイラー
略歴
サム・テイラー(Sam Taylor 1916年7月12日~1990年10月5日)はアメリカ合衆国テキサス州生まれのインストゥルメンタル、ムードポップス、ムード歌謡のテナー・サックス奏者。
アメリカよりも日本でムード歌謡として人気が出た。
ジャズを聴かなくても「サム・テイラー」の名前だけは知っている人が日本中にいる。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【以下コンテンツ】
Sam Taylor / Harlem Nocturne Sam Taylor Best Collection (FOCP30261)
Release : 1993
Personnel :
Sam Taylor (ts)
Song name :
01. Harlem Nocturne
02. Red Sails In Sunset
03. Danny Boy
04. Smoke Gets In Your Eyes
05. Broken Promises
06. I Left My Heart In San Francisco
07. Stardust
08. Summertime
09. Georgia On My Mind
10. Love Is A Many Splendored Thing
11. Only You
12. You Don't Have To Say You Love Me
13. La Reine De Saba
14. Over The Rainbow
15. Moon River
16. Misty
17. My Way
18. a href="table_of_contents_my_standard_autumn_leaves.html" target="_self">Autumn Leaves
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : サム・テイラー(Sam Taylor 1916年7月12日~1990年10月5日)はアメリカ合衆国テキサス州生まれのインストゥルメンタル、ムードポップス、ムード歌謡のテナー・サックス奏者。
CDは1993年のリリース、発売元がポニー・キャニオン(Pony Canyon)、販売元が The CD Club、英語ライナーノーツなし、宮本啓氏による日本語解説、18曲入り。
この人をジャズではないとする人が多くいるが、それは愚かな事。
聴いて楽しかったり気分よくなれば無理にジャンル分けしなくてもいい。
演奏はサム・テイラーと彼のオーケストラ。
演目は誰もが一度は聴いた事のあるスタンダード。
以下、新聞広告の解説文。
【懐かしの昭和歌謡曲を情感豊かなテナー・サックスで表現。ポピュラーからクラシックまで幅広い分野で活躍するテナー・サックス。その優しくも力強い音色には懐かしい青春の日々を甦らせ再び輝かせてくれるような深遠な魅力があります。情感豊かなテナー・サックスを中心とした楽器の演奏でご堪能いただけます。”ムード・テナー・サックスの帝王”が奏でる日本の心。主役となるテナー・サックスの演奏は日本でも絶大なる人気を誇り紅白歌合戦にもゲスト出演したことのあるサム・テイラー。日本の名歌とその心を知り尽くしたようなサム・テイラーの“歌心”あふれる名演が音楽に国境が無いことを伝えます。広い世代に親しまれ歌い継がれているおなじみのメロディーの集大成。歌(歌詞)が入っていませんから同窓会や仲間との集まりをサム・テイラーの名演でさりげなく演出したりドライブの際のお洒落なバックミュージックにしたりなど楽しみは多彩に広がります。古きよき昭和の時代を愛するあなたに心よりおすすめしたい。】
(青木高見)
Sam Taylor / Vol.1 Standard Best Collection (FGS-901)
Release : 1999
Personnel :
Sam Taylor (ts)
Song name :
01. Harlem Nocturne
02. Red Sails In The Sunset
03. Stardust
04. Smoke Gets In Your Eyes
05. Only You (And You Alone)
06. Georgia On My Mind
07. Summertime
08. Ebb Tide
09. Danny Boy
10. St.Louis Blues
11. Till
12. Autumn Leavis
13. Broken Promises
14. The Lonely One
15. Love Letters
16. Over The Rainbow
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : サム・テイラー(Sam Taylor 1916年7月12日~1990年10月5日)はアメリカ合衆国テキサス州生まれのインストゥルメンタル、ムードポップス、ムード歌謡のテナー・サックス奏者。
CDは1999年のリリース、発売元がポニー・キャニオン(Pony Canyon)、日本語演目、16曲入り、ベスト集。
冒頭は十八番(おはこ)の「ハーレム・ノクターン」からスタート。
この人をジャズではないとする人が多くいるが、それは愚かな事。
聴いて楽しかったり気分よくなれば無理にジャンル分けしなくてもいい。
サム・テイラーは1950年代のニューヨーク・レコーディング・スタジオで最も信頼されたセッション・サックス奏者の1人だった。
初期の活動ではキャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、ビッグ・ジョー・ターナーなどとも仕事をした。
つまりジャンルを問わず何でも吹ける腕を身に付けた。
それが、ひょんなことから日本において「ムード・テナー」として人気が出た。
演奏曲はイージリスニング、ポップス、歌謡曲、演歌と幅広く、日本の歌を見事に吸収して演奏した。
奏法は、むせび泣く哀愁のテナー。
本来、日本の歌は哀愁の旋律が多く日本人の琴線に触れた。
ある時は「夜のヒットスタジオ」にゲスト出演して、都はるみの「なんで女に」のバックを演奏したり。
1974年のNHK紅白歌合戦に出たり、「ムード歌謡」「ムード演歌の帝王」の全集を販売。
惜しくも1990年、アトランタにて亡くなったが、足跡は実にユニークなミュージシャンの1人だった。
改めて聴いてみると日本の高度成長期が走馬灯のように思い出され、懐かしさに胸を打たれる。
(青木高見)