青木高見のジャズコレクション Yuzuru Sera (p) 世良譲


略歴
Yuzuru Sera 世良 譲 (Yuzuru Sera 1932年3月10日~2004年2月17日) は島根県雲南市出身のジャズ・ピアニスト。
昔のTV番組 「11PM」 に出演していたのが懐かしい。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【以下コンテンツ】


Yuzuru Sera (世良譲) / Bacchus Swing Yuzuru Sera (世良譲) / Bacchus Swing

Recorded : September 1973

Personnel :
Yuzuru Sera 世良譲 (p)
Hachiroh Kurita 栗田八郎 (b)
Isamu Harada 原田イサム (dr)

Song name :
01. Mac's Blues
02. Peg O'My Heart
03. After You've Gone
04. Misty
05. Shiny Stockings
06. My Ideal
07. Softly As In Morning Sunrise
08. Thanks For The Memory

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メインコメント : 世良譲 (せら ゆずる 1932年3月10日~2004年2月17日) は島根県雲南市出身のジャズ・ピアニスト。
アルバムは世良譲、1973年9月の録音、選曲・演奏と評価の高いピアノ・トリオの貴重盤。
共演者はベースが栗田八郎、ドラムが原田イサム。
コレクションはLPで所持。
1974年4月~1981年3月までTBS系列局で放送された音楽番組 「サウンド・イン・S」 でレギュラー出演していた世良譲先生。
煙草とスコッチとジャズのセットを、後進国の日本に流行(はや)らせたと言っても過言ではない。
ちなみにタイトルの 「バッカス(バックス)Bacchus) 」 はローマ神話の酒の神。
好きな仲間と、酒、煙草、ジャズを心から楽しんでおられた。
このアルバムには、それが表れている。
今は、こういうミュージシャンが、いなくなってしまった。
[追補]
このアルバムがリリースされた当時の日本の歌謡は、安西マリア 「涙の太陽」、沢田研二 「危険なふたり」、宮史郎とぴんからトリオ 「女のみち」、かぐや姫 「神田川」、井上陽水 「心もよう」、天地真理 「ふたりの日曜日」、ペドロandカプリシャス 「ジョニィへの伝言」、堺正章 「街の灯り」、金井克子 「他人の関係」、梶芽衣子 「怨み節」、山口百恵 「青い果実」、大信田礼子 「同棲時代」、あべ静江 「みずいろの手紙」、美川憲一 「さそり座の女」、由紀さおり 「恋文」 などなど。
海外のポップスでは、カーペンターズ 「イエスタデイ・ワンス・モア」、ロバータ・フラック 「やさしく歌って」、スティーヴィー・ワンダー 「インナー・ヴィジョンズ」。
ロックでは、ツェッペリン 「聖なる館」、ストーンズ 「山羊の頭のスープ」、アル・クーパー 「赤心の歌」、ピンク・フロイド 「狂気」、ベック・ボガート・アンド・アピス 「ライヴ・イン・ジャパン」。
映画では、ロバート・レッドフォードの 「スティング」、ルーカスの 「アメリカン・グラフィティ」、「エクソシスト」、ブルース・リーの 「燃えよドラゴン」。
ベストセラーでは、司馬遼太郎の 「国盗り物語」、五島勉 「ノストラダムスの大予言」。
テンペラー星人がウルトラ六兄弟を誘き出すために地球を無差別攻撃し六兄弟が迎え撃った。
それに伴い、六人のウルトラ戦士が一緒に並んでいる勇姿を人類に初めて見せたウルトラマンタロウ。
その時代を生きた自分にとって、それらに人格が替わってしまう程の大きな影響を受けた。
ジャズでは、大御所マイルスが前年に 「Miles Davis / On The Corner」 を出し、二年後にアガ・パンを出す変革期となる。
話が飛んでしまったが、そんな中でも世良譲先生は、いつもマイペースだった。
(青木高見)




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