Donovan (singer-songwriter) ドノバン
略歴
ドノバン(Donovan 出生名:Donovan Phillips Leitch 1946年5月10日~)はスコットランド・グラスゴー・メリーヒル生まれ、ロンドン育ちのシンガーソングライター、活動期は1960年代~1970年代。
サウンドはフォーク、ジャズ、ポップ、サイケデリック、ワールド・ミュージックなど、さまざまなジャンルの融合で当時の先駆けとなった。
以下、ヒット曲。
① [Catch the Wind] 1965年のリリース、デビュー・シングルで、全英シングルチャートで4位、ビルボード・ホット100で23位を記録。
② [Sunshine Superman] 1965年のリリース、全米1位を記録した大ヒット曲。
③ [Mellow Yellow] 1966年のリリース、全米2位を記録。
④ [Hurdy Gurdy Man] 1968年のリリース、サイケデリックな要素を取り入れた曲、全米5位を記録。
⑤ [Atlantis] 1968年のリリース、全米7位を記録し、スイス、オランダ、ニュージーランドで1位を記録。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【以下コンテンツ】
Donovan / Sunshine Superman (ESCA 7656)
「ジャズ/ドノバン」のリーダーアルバムとしています。
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「ワールド・アメリカ/ドノバン」でもサムネイルのみを掲載しています。
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「ロック/ドノバン」でもサムネイルのみを掲載しています。
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LP release date : August 26, 1966
Personnel :Donovan (vo)
Song number, Song name, Japanese title :
01. Sunshine Superman(サンシャイン・スーパーマン)
02. Legend Of A Girl Child Linda(少女リンダの伝説)
03. Three King Fishers(3羽のかわせみ)
04. Ferris Wheel(観覧車)
05. Bert's Blues(バートのブルース)
06. Season Of The Witch(魔女の季節)
07. The Trip(夢の旅路)
08. Guinevere(王妃のグィナヴィーア)
09. The Fat Angel(太った天使)
10. Celeste(シレスト)
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メインコメント : ドノバン(Donovan 出生名:Donovan Phillips Leitch 1946年5月10日~)はスコットランド・グラスゴー・メリーヒル生まれ、ロンドン育ちのシンガーソングライター、活動期は1960年代~1970年代。
LPは1966年8月26日のリリース、発売元がエピック(Epic)LN 24217番、10曲入り、サード・アルバム。
CDは1997年5月21日年のリリース、発売元がエピック/ソニー(Epic/Sony)ESCA 7656番、ドノバンによる英語オリジナル・コメント、英語歌詞、内田久美子さんによる歌詞対訳、北中正和氏による日本語解説、10曲入り。
「ヒッピー/フラーワー・ムーブメント」とは、フラワーチャイルドもしくはフラワーチルドレン(Flower child or Flower Children)は、1960年代~1970年代にかけてムーブメントを起こしたアメリカのヒッピー文化。
ベトナム戦争を背景に平和と愛の象徴として花で身体を飾っていたためにこう呼ばれる。
スローガンは「武器ではなく、花を」。
当アルバムは、そのブームに乗った、演奏はドノヴァンの謎めいた歌詞とビートニク・サウンド。
サウンドはフォーク、ジャズ、ポップ、サイケデリック、ワールド・ミュージックなど、さまざまなジャンルも融合。
ちなみに「ビートニク」とは、1950年代アメリカで起こった文学的ムーブメント、またはそのムーブメントに参加した若者、ビート・ジェネレーションとも呼ばれる。
抑圧的な社会体制や保守的な価値観に反逆し人間性の解放を求めた、財産所有や定職、伝統的な服装を拒否し、共同生活や幻覚剤、無政府主義を支持した。
何十年ぶりに対訳付のCDを入手し、改めて聴き直す。
まさに時代は輪廻する、いつの時代も若き日に体験する社会に対する葛藤を思い出す。
物事の頭に「反」を付ける力は、いつしか「長いモノには巻かれろ」的に慣らされ、今は失せてしまった。
青春の蹉跌、珈琲を飲みながら、ゆったりドノバンを聴いている。
「あゝ」深いため息ひとつ。
(青木高見)