青木高見のジャズコレクション Eugen Cicero (p) オイゲン・キケロ


略歴
Eugen Cicero オイゲン・キケロ(Eugen Cicero 1940年6月27日~1997年12月5日)はルーマニア生まれのジャズ・ピアニスト、クラシックを崩さずにエレガントなタッチでジャズ化した。
ジャズの中でも、この趣向のミュージシャンは貴重。
1997年に惜しくも亡くなっている。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Eugen Cicero / Rokoko Jazz (UCCU-5088) Eugen Cicero / Rokoko Jazz II (R32j-1068)


【以下コンテンツ】


Eugen Cicero / Rokoko Jazz (UCCU-5088) Eugen Cicero / Rokoko Jazz (UCCU-5088)

Recorded : March 14, 1965

Personnel :
Eugen Cicero (p)
Peter Witte (b)
Charly Antolini (ds)

Song name :
01.Solfeggio C-moll
02. Sonate C-dur
03. L'adolescente
04. Bach's Softly Sunrise
05. Fantasie In D-moll (Andante, Adagio, Allegretto)
06. Erbarme Dich, Mein Gott" (Aus Matthäus-Passion)


Eugen Cicero / Rokoko Jazz (UCCU-5088) Eugen Cicero / Rokoko Jazz (UCCU-5088)

Recorded : March 14, 1965

Personnel :
Eugen Cicero (p)
Peter Witte (b)
Charly Antolini (ds)

Song name :
01.Solfeggio C-moll
02. Sonate C-dur
03. L'adolescente
04. Bach's Softly Sunrise
05. Fantasie In D-moll (Andante, Adagio, Allegretto)
06. Erbarme Dich, Mein Gott" (Aus Matthäus-Passion)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : オイゲン・キケロ(Eugen Cicero 1940年6月27日~1997年12月5日)はルーマニア生まれのジャズ・ピアニスト、クラシックを崩さずにエレガントなタッチでジャズ化した。
LPは1965年3月14日の録音、発売元がサバ(SABA)SB 15 027番、6曲入り。
CDは発売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、販売元がビクター・エンタテインメント株式会社、ヨアヒム・エルンスト・ベーレント(Joachim Ernst Berendt)氏によるドイツ語オリジナル・ライナーノーツ、高井信成氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはピアノがオイゲン・キケロ、ベースがぺーター・ウィッテ、ドラムがチャーリー・アントリーニ。
演目の作曲者を明記した。
01.Solfeggio C-moll / Carl Philipp Emanuel Bach
02. Sonate C-dur / Domenico Scarlatti
03. L'adolescente / François Couperin
04. Bach's Softly Sunrise / Eugen Cicero
05. Fantasie In D-moll (Andante, Adagio, Allegretto) / Wolfgang Amadeus Mozart
06. Erbarme Dich, Mein Gott" (Aus Matthäus-Passion) / Johann Sebastian Bach
バッハ、モーツァルト、クープランをスウィングさせる。
ジャズの中でも、この趣向のミュージシャンは少ない。
以下はオイゲン・キケロのオイゲン・キケロの解説を転記。
【出生地はルーマニアのクルジュ=ナポカ。クラシックのピアニストであった母親から幼い頃よりピアノを習い、10歳の時にはリサイタルを開くようになるほどの天才振りを発揮した。しかし、兄の影響でジャズに興味を持ち始めるようになり、18歳の時には兄と一緒にジャズグループで活躍するようになる。そしてルーマニアからオーストリアに移って活躍を続けているうちに、ヨーロッパのジャズ・レコードで有名なMPSレコードの社長に認められ、1965年に初めてレコード録音をする。これがデビューアルバムのクラシックの曲をジャズ化した「Rokoko Jazz」である。】
(青木高見)





Eugen Cicero / Rokoko Jazz II (R32j-1068) Eugen Cicero / Rokoko Jazz II (R32j-1068)

Release : June 6-8, 1987

Personnel :
Eugen Cicero (p)
Henk Haverhoek (b)
John Engels (ds)

Song name :
01. Rococo In Rock
02. Sarabande For Angelique
03. Philipp's Swinging Fantasia
04. Fantasia In Jazz
05. Toccata Et Fuga D-Minor
06. Friedemann's Lamento E-Minor
07. Sehnsucht Nach Dem Fruhling
08. Menuette In Blues
09. Riverside In Rondo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : オイゲン・キケロ(Eugen Cicero 1940年6月27日~1997年12月5日)はルーマニア生まれのジャズ・ピアニスト、クラシックを崩さずにエレガントなタッチでジャズ化した。
LPは1987年6月6日~8日の録音、発売元がタイムレス(Timeless)SJP 255番・ベイステイト(Baystate)RJL-8119番、9曲入り。
CDは発売元がRVC株式会社、英語ライナーノーツなし、小川隆夫氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはピアノがオイゲン・キケロ、ベースがヘンク・ハバーホック、ドラムがジョン・エンゲルス。
ジャズとクラシックの融合は、ジャック・ルーシェ(Jacques Loussier)やジョン・ルイス(John Lewis)が有名だが、このオイゲン・キケロもそのひとり。
日本のリスナーとしては「オイゲン・キケロ」というユニークな名前で印象深い。
演奏はジャズの範疇(はんちゅう)だが、こういう演奏方法もあるという事で勉強になる。
1曲目「Rococo In Rock」は「Twinkle, Twinkle, Little star(キラキラ星)」で「ABCD~」のアルファベットの歌。
以下、演目の邦題を明記した。
01. キラキラ星変奏曲
02. 組曲第4番よりサラバンド
03. 幻想曲ニ短調
04. 幻想曲ハ短調
05. トッカータとフーガ ニ短調
06. ラメント~ロココ・ジャズII
07. 春へのあこがれ~ロココ・ジャズII
08. ディヴェルティメント ニ長調よりメヌエット
09. ダウン・バイ・ザ・リバーサイド (アメリカ民謡)
余談だがドラムのジョン・エンゲルズは、オランダの歌姫アン・バートンやルイス・ヴァン・ダイクのアルバムに参加しておりオランダを代表するドラマー。
(青木高見)




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