青木高見のジャズコレクション Gato Barbieri (ts, vo) ガトー・バルビエリ


略歴
Gato Barbieri ガトー・バルビエリ(Gato Barbieri 1934年11月28日~)はアルゼンチン生まれのジャズ・サックス奏者。
この人のアルバムを、どう感じるかで、その人のジャズに対する姿勢が想像できる。
個人的には、試金石の様なミュージシャン。
だから、良い悪いではない、それにしても、こういうのも有り。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】
Gato Barbieri / Chapter One : Latin America (MVCJ-19069)

【以下コンテンツ】


Gato Barbieri / Chapter One : Latin America (MVCJ-19069) Gato Barbieri / Chapter One : Latin America (MVCJ-19069)

Recorded : April 1973

Personnel :
Gato Barbieri (ts, vo)
Osvaldo Berlingieri (p)
Adalberto Cevasco (b, g)
Domingo Cura (ds, bomgo)
Isoca Fumero (g, charango)
Pocho Lapouble (ds)
Ricardo Lew (g)
Raul Mercado (fl, quena)
Amadeo Monges (harp, indian harp)
Jorge Padin (per)
Quelo Palacios (g)
Antonio Pantoja (quena, erkencho, sikus)
Eduardo Zurdo Roizner (per)
Dino Saluzzi (accordion, bandoneon)

Song name :
01. Encuentros (Barbieri)
02. India (Flores, Guerrero)
03. La China Leoncia Arreo la Correntinada Trajo Entre la Muchachada la F (Barbieri)
04. Nunca Más (Barbieri)
05. To Be Continued (Barbieri)

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メインコメント : ガトー・バルビエリ(Gato Barbieri 1934年11月28日~)はアルゼンチン生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1973年4月の録音、発売元がインパルス(Impulse!)AS-9248番、5曲入り。
CDは発売元がユニバーサル・ビクター株式会社、英語ライナーノーツなし、小川隆夫氏による日本語解説、5曲入り、特別付録として小川隆夫氏による「ガトー、沈黙の真相を語る」。
メンバーはヴォーカルとテナーサックスがガトー・バルビエリ、ギターがリカルド・ルー、クエロ・パラチオス、ケーナがラウル・メルケード、インディアン・ハープがアマデオ・モンジュス、ベースがアダルベルト・セヴァスコ、パーカッションがドミンド・キューラほか。
母国アルゼンチンはブエノスアイレスで地元ミュージシャンとの共演、本人の70年代の作品。
ガトー・バルビエリの経歴は60年代フリー・ジャズで人気が出る。
70年代に南米音楽のリズムを取り入れる様になる。
演奏は、聴いた瞬間、チンドン屋のような音色は一瞬、大丈夫かと不安がよぎる。
ところが聴いているうち哀愁と情熱的な雰囲気に耳が慣れてくるから何とも不思議。
ライナーには、これがガトー・バルビエリが辿り着いたサウンドだと知ると更に近親感が湧く。
たしかにタイトル通り、まさにガトー・バルビエリ風ラテン・アメリカ。
個人的に聴き終えて 「ガトちゃん」 と哀愁をこめて言ってしまう、変わり種(かわりだね)の1枚。
(青木高見)




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