青木高見のジャズコレクション Freddie Redd (p, comp) フレディ・レッド


略歴
Freddie Redd フレディ・レッド (Freddie Redd 1928年5月29日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Freddie Redd / The Music From The Connection (TOCJ-4027) Freddie Redd / Shades Of Redd (TOCJ-7106) Freddie Redd / The Music From The Connection (Futura Swing 03)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Freddie Redd / The Music From The Connection (TOCJ-4027) Freddie Redd / The Music From The Connection (TOCJ-4027)

Recorded : February 15, 1960

Personnel :
Freddie Redd (p)
Jackie McLean (as)
Michael Mattos (b)
Larry Ritchie (ds)

Song name :
01. Who Killed Cock Robin
02. Wigglin'
03. Music Forever
04. Time To Smile
05. Theme for Sister Salvation
06. Jim Dunn's Dilemma
07. O.D. (Overdose)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フレディ・レッド (Freddie Redd 1928年5月29日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1960年2月15日の録音、ブルーノート(Blue Note)4027番、7曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、後藤誠氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは、ピアノがフレディ・レッド、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、ベースがマイケル・マトス、ドラムがラリー・リッチー。
1959年7月15日封切りの舞台劇 「ザ・コネクション (原作 : ジャック・ゲルバー)」 の音楽担当になったフレディ・レッドの作品。
舞台ではミュージシャン自身が俳優として実際に出て演奏もした。
内容は、麻薬中毒患者を扱ったもので、舞台では現役の素人をそのまま使い、音楽は当初からジャズと決めて書かれたという。
アルトのジャッキー・マクリーンを指名したのはフレディ・レッド自身で、この時期マクリーンは前年に傑作 「Swing, Swang, Swingin'」 をリリースして絶好調期。
個人的には、マクリーンを選んだ理由の1つに、チャーリー・パーカーに音質が似ている事だったとされる。
演奏は、舞台のタイトルがそのまま使用されている。
最後の曲の 「O.D. (Overdose)」 は薬の過剰摂取の意味だという。
こんなに素晴らしい演奏をしたジャッキー・マクリーンも薬中だった事は実に皮肉。
黒人が薬物に走るケースが多いのは差別と貧困があった事を忘れたくない。
(青木高見)





Freddie Redd / Shades Of Redd (TOCJ-7106) Freddie Redd / Shades Of Redd (TOCJ-7106)

Recorded : August 13, 1960

Personnel :
Freddie Redd (p)
Jackie McLean (as)
Tina Brooks (ts)
Paul Chambers (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
01. The Thespian
02. Blues-Blues-Blues
03. Shadows
04. Melanie
05. Swift
06. Just a Ballad For My Baby
07. Ole
08. Melanie (alternate take)
09. Ole (alternate take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フレディ・レッド (Freddie Redd 1928年5月29日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1960年8月13日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4045番、7曲入り。
CDは発売元が株式会社EMIミュージック・ジャパン、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、8~9曲目の2曲が追加され全9曲入り。
メンバーは、ピアノがフレディ・レッド、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、テナーサックスがティナ・ブルックス、ベースがポール・チェンバース、ドラムがルイ・ヘイズ。
演奏は、全曲フレディ・レッドによる作品でジャッキー・マクリーンとティナ・ブルックスの2管のブレンド。
アルバム 「The Music From The Connection」 が同年2月の録音なので直後の作品となる。
ジャケットの赤とタイトルの 「Shades Of Redd」 なので 「Red (赤)」 と 「Redd」 をかけている。
ジャズがビ・バップからハード・バップへ変化して、やがてハード・バップも終焉をむかえる頃の音。
ブルーノートらしく、しっかりリハーサルを行って臨んだことがうかがえる。
(青木高見)





Freddie Redd / Under Paris Skies (Futura Swing 03) Freddie Redd / Under Paris Skies (Futura Swing 03)

Recorded :
June 26, 1971
June 29, 1971

Personnel :
Freddie Redd (p)
Didier Levallet (b)
Didier Carlier (ds)

Song name :
01. Diane I Love You
02. Bleeker Street Blues
03. To Bud With Love
04. This Heart Is Mine
05. You
06. My God Is Love

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フレディ・レッド (Freddie Redd 1928年5月29日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1971年6月26日・29日の録音、(FUTURA SWING)03番、6曲入り。
CDは発売元が株式会社EMIミュージック・ジャパン、ライナーノーツなし、英語の演目のみ、6曲入り。
メンバーは、ピアノがフレディ・レッド、ベースがディディエ・ラヴァレ、ドラムがディディエ・カルリエ。
渡欧した際の録音で憂(うれ)いのピアノ。
全曲フレディ・レッドの作曲、ピアノ演奏以外に、すばらしい作曲力があった事が解る。
ホーンを参加させずにピアノトリオで望んだた事で、本来のフレディ・レッドのセンチメンタルな部分が強調される。
フレディ・レッドとは、本来こういうピアニストなのかもしれない。
後から知った事だが、ジャズ喫茶の全盛時代、特に人気の高かったアルバムだった。
言われてみれば、薄暗い地下に煙草の煙と珈琲の香りが混ざった雰囲気が似合う。
5曲目の 「You」 はヤラれる。
(青木高見)




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