青木高見のジャズコレクション Bennie Wallace (ts) ベニー・ウォーレス


略歴
Bennie Wallace ベニー・ウォレス (Bennie Wallace 1946年11月18~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】


【以下コンテンツ】


Bennie Wallace / Twilight Time Bennie Wallace / Twilight Time

Released : 1986

Personnel :
Bennie Wallace (ts)
Dr. John (p, org)
Ray Anderson (tb)
John Scofield (g)
Stevie Ray Vaughan (g) #01, #06
Eddie Gomez (b)
Bob Cranshaw (el-b) #01, #06
Bernard Purdie (ds) #01, #07
Chris Parker (ds) #03, #06, #08, #09
Jack DeJohnette (ds) #02, #04, #05

Song name :
01. All Night Dance
02. Is It True What They Say About Dixie?
03. Sainte Fragile
04. Tennessee Waltz
05. Fresh Out
06. Willie Mae
07. Trouble In Mind
08. Saint Expedito
09. Twilight Time

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ベニー・ウォレス (Bennie Wallace 1946年11月18~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
アルバムはベニー・ウォレス、1986年、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ピアノとオルガンがドクター・ジョン、ギターがジョン・スコフィールドとスティーヴィー・レイ・ヴォーン、トロンボーンがレイ・アンダーソン、ベースがエディ・ゴメスとボブ・クランショー、ドラムがバーナード・パーディ、クリス・パーカー、ジャック・デジョネット。
当初、LPで持っていたものをCDに買い替えた。
ベニー・ウォレスの生まれた場所は、テネシー州チャタヌーガ。
その地域の特性は、北はケンタッキー、南はミシシッピとアラバマ、ニューオリンズはその先にある。
チャタヌーガの語源は、この地に先住したインディアン部族のチェロキー族の言葉で 「岩が迫り来る場所」 らしい。
共演者にドクター・ジョンがいる、これらで南部の香りがしないはずがない。
実際、アルバムのベニー・ウォレスからは、数多くのテナーを吸収してきた音、ドルフィやアイラーの息吹も感じる。
暗中模索、常に走り続けるベニー・ウォレス、新生ブルーノートで腕だめしと言ったところか。
4曲目の 「テネシー・ワルツ (Tennessee Waltz)」 、こういうのもありか。
(青木高見)





Benni Wallace / The Old Songs Benni Wallace / The Old Songs

Recorded : January 18-20, 1993

Personnel :
Bennie Wallace (ts)
Lou Levy (p) #02, #06, #08
Bill Huntington (b)
Alvin Queen (ds)

Song name :
01. I Hear A Rhapsody
02. My One And Only Love
03. When You Wish Upon A Star
04. I Love You
05. At Lulu White's (Blue's Yamashita)
06. What's New?
07. Love Letters
08. Skylark
09. Dancing In The Dark

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ベニー・ウォレス (Bennie Wallace 1946年11月18~) はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
アルバムはベニー・ウォレス、1993年1月18日から2020日の録音。
共演者は、ピアノがルー・レヴィ、ベースがビル・ハンティントン、ドラムがアルビン・クイーン。
特にジャズに関しては、自分のやりたい事が、世間の高評価や人気につながる事は少ない。
プロは、それでメシを食っていかなければならない。
そう考えると、ジャズ以外、どの世界も同じといえ。
ベニー・ウォレス、活動の半ばで映画音楽の制作に携わって一線から退いてた。
その後、音楽業界に再び返り咲く。
個人的にはアルバム 「Twilight Time」 以後、どう音楽が変化したか興味があった。
どの、アルバムを次に聴こうかと迷った末、選んだのがこのCD。
聴いてみると、自分の音への一徹な探求心が伝わってきた。
渋いベテラン勢をバックに付けたのも完璧を狙ったからか。
選曲も、あえてスタンダード中心にしたのも、そうとう悩んだ結果から出てきた答えかもしれない。
ベニー・ウォレ、こんなにも上手いのに何か損をしている様に感じてならない。
それが、今ひとつ不安を感じさせる。
冒頭で述べた 「特にジャズに関しては、自分のやりたい事が、世間の高評価や人気につながる事は少ない」 と重なる。
芸術家全版に言える課題で、これを乗り越えて、はじめて一段階上れる。
自分も聴くだけだが、それが解るまで時間をかけて聴き続けたい。
(青木高見)




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