青木高見のジャズコレクション Dick Morrissey (ts) ディック・モリッシー


略歴
Dick Morrissey ディック・モリッシー (Dick Morrissey 出生名:Richard Edwin Morrissey 1940年5月9日~2000年11月8日) はイギリス生まれのテナーサックス、ソプラノサックス、フルート奏者、作曲家。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Dick Morrissey / It's Morrissey Man (CD 558 701-2)


【以下コンテンツ】


Dick Morrissey / It's Morrissey Man (CD 558 701-2) Dick Morrissey / It's Morrissey Man (CD 558 701-2)

Recorded : 1961

Personnel :
Dick Morrissey (ts)
Stan Jones (p)
Malcom Cecil (b)
Colin Barnes (ds)

Song name :
01. St. Thomas
02. Cherry Blue
03. A Bench In The Park
04. Sancticity
05. Mildew
06. Puffing Billy
07. Gurney Was Here
08. Happy Feet
09. Where Is Love?
10. Dancing In The Dark
11. Willow, Weep For Me
12. Jellyroll

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メインコメント : ディック・モリッシー (Dick Morrissey 出生名:Richard Edwin Morrissey 1940年5月9日~2000年11月8日) はイギリス生まれのテナーサックス、ソプラノサックス、フルート奏者、作曲家。
アルバムはディック・モリッシー、1961年の録音
LPはフォンタナ(Fontana)TFL5149番、12曲入り。
CDはリダイヤル(Redial)・レーベルからのリリース、輸入盤、ベニー・グリーン(Benny Green)氏による英語ライナーノーツ、12曲入り。
メンバーは、サックスがディック・モリッシー、ピアノがスタン・ジョーンズ、ベースがマルコム・セシル、ドラムがコリン・バーンズ。
なぜジャズのジャンルかはジャズの後にロックやフュージョンの演奏家として活動をしたため。
「IF」 というプログレのロックバンドを結成した。
数枚のアルバムをリリースして解散、その後もいくつものバンドを作っては解散のくりかえし。
いい意味では、果敢に新しいことにチャレンジしてきた証といえる。
本アルバムは、演目の 「セント・トーマス」 に代表されるロリンズ顔負けの豪快なテナーが聴ける。
良い悪いは別として音色はやはり英国の感じがして黒さがない。
ジャズのジャンルでは10枚ほどのリリースがある。
知名度という点では、ブリティシュ・ロックの顔の方が有名かもしれない。
ディック・モリッシーの考える音楽の時代が早すぎたのか、組んだメンバーが悪かったのか、アメリカ人だったらよかったのか色々考えさせられる。
話は飛び、アルバム・ジャケットの話。
目をこらして見ると線路を歩いている4人が 「切り貼り」 したとされる。
なるほど4人の輪郭がバックとなじんでいない。
先頭のサックスを持ったディック・モリッシーは完全に中に浮いている。
演奏よりも、この変なジャケットの方が有名になり、アルバムが1人歩きした、いや4人歩き。
個人的に、こういう 「VOW」 的は、どうしても集めたくなる。
(青木高見)




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