青木高見のジャズコレクション Barney Wilen (ts) バルネ・ウィラン


略歴
Barney Wilen バルネ・ウィラン(Barney Wilen 出生名:Barney Jean Wilen 1937年3月4日~1996年5月25日)はフランス・ニース生れのジャズのテナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Barney Wilen / Tilt (655621) Barney Wilen / French Story (ALCR-7) Barney Wilen / Essential Ballads (ALCB-9529) Barney Wilen / Le Ça : New York Romance (TKCV-79073)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Barney Wilen / Tilt (655621) Barney Wilen / Tilt (655621)

SOng number, Recorded :
#01-05 Rec:January 7, 1957
#06-09 Rec:January 11, 1957

Song number, Personnel :
[#01-05]
Barney Wilen (ts)
Maurice Vander (p)
Bibi Rovère (b)
Al Levitt (ds)

[#06-09]
Barney Wilen (ts)
Jacky Cnudde (p)
Bibi Rovère (Gilbert Rovère) (b)
Charles Saudrais (ds)

Song name :
01. Blue N' Boogie
02. Nature Boy
03. My Melancholy Baby
04. Night In Tunisia
05. The Way You Look To Night
06. Hackensack
07. Blue Monk
08. Mysterioso
09. Think Of One

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : バルネ・ウィラン(Barney Wilen 出生名:Barney Jean Wilen 1937年3月4日~1996年5月25日)はフランス・ニース生れのジャズのテナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。
LPは1957年1月7日・11日の録音、スイング(Swing)LDM. 30.058番、9曲入り、ファースト・アルバム。
CDは発売元がヴォーグ(Vogue)、輸入盤、マルセル・ロマーノ(Marcel Romano)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーはテナーサックスがバルネ・ウィラン、ピアノがモーリス・ヴァンデール、ベースがジルベール・ビビ・ロヴェール、ドラムがシャルル・ソードライ。
この年、マイルス・デイヴィスは渡欧して映画「死刑台のエレベーター」のサウンドトラックを手がけた。
制作に現地でフランスのジャズ・サックスの第一人者バルネ・ウィランを参加させた。
この事がバルネ・ウィランの名が世界中に知れ渡った事は間違いない。
演奏は録音時若干20歳のバルネ・ウィラン、非の打ち所がないテナーは既に完成されている事に驚く。
演目は「ブルーン・ブギ」「チュニジアの夜」「ブルーテンモンク」先人に対するリスペクトか名曲を扱っている。
活動は映画音楽、ロック、フリーと色々手がけ遠回りするも、最後はオーソドックスなモダン・ジャズに戻る。
アルバムも多くリリースしていて、どの年代のバルネ・ウィランを聴くかによって変化があって楽しい。
(青木高見)





Barney Wilen / French Story (ALCR-7) Barney Wilen / French Story (ALCR-7)

Recorded : October 2, 1990

Personnel :
Barney Wilen (ss, ts)
Mal Waldron (p)
Stafford James (b)
Eddie Moore (ds)

Song name :
01. Un Homme et Une Femme
02. Ascenseur pour L'echafaud
03. Les Paraplues de Cherbourg
04. Les Liaisons Dangereuses 1960
05. Black Orpheus
06. Des Femmes Disparaissent
07. Autumn Leaves
08. Quiet Temples

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メインコメント : バルネ・ウィラン(Barney Wilen 出生名:Barney Jean Wilen 1937年3月4日~1996年5月25日)はフランス・ニース生れのジャズのテナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。
CDは1990年10月2日の録音、1994年のリリース、発売元がアルファ・ジャズ(Alfa Jazz)、英語ライナーノーツなし、野口久光氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはソプラノサックスとテナーサックスがバルネ・ウィラン、ピアノがマル・ウォルドロン、ベースがスタフォード・ジェームス、ドラムがエディー・モア。
演奏はアルバム・タイトル通り「French Story」、ヨーロッパの香りがする粋でお洒落なサックス。
そこにマル・ウォルドロン、スタフォード・ジェームス、エディー・モアの黒い音が混ざる。
ここが最大の聴きどころ。
(青木高見)





Barney Wilen / Essential Ballads (ALCB-9529) Barney Wilen / Essential Ballads (ALCB-9529)

Recorded : November 2-3, 1992

Personnel :
Barney Wilen (ss, as)
Alain Jean Marie (p)
Laurent De Wilde (p, el-p, syn)
Michel Zenino (b)
Jean-Pierre Arnaud (ds)

Song name :
01. You Go To My Head
02. I've Got A Crush On You
03. Oh, Lady Be Good!
04. Teach Me Tonight
05. I'll Take Romance
06. Memories Of You
07. I Fall In Love Too Easily
08. Jalouse Blues
09. I'm An Old Cowhand
10. Shadow Of Your Smile (The)
11. Chanson Espagnole

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : バルネ・ウィラン(Barney Wilen 出生名:Barney Jean Wilen 1937年3月4日~1996年5月25日)はフランス・ニース生れのジャズのテナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。
CDは1992年11月2日・3日の録音、発売元がアルファミュージック株式会社、販売が東芝EMI株式会社、英語ライナーノーツなし、小川隆夫氏による日本語解説、11曲入り。
メンバーはアルトサックスとテナーサックスがバルネ・ウィラン、ピアノがアラン・ジャン・マリー、ピアノとエレピとシンセがローラン・デ・ワイルド、ベースがミッシェル・ゼニーノ、ドラムがジャン・ピエール・アルナード。
演奏はアルバム・タイトルはバラードだがミディアム・テンポの曲もある。
ここでバルネ・ウィランはソプラノ・サックスとアルト・サックスを吹き分けている。
個人的に難をいえば、エレピとシンセはいらない、あくまでオーソドックスなピアノだけでやってほしかった。
(青木高見)





Barney Wilen / Le Ça : New York Romance (TKCV-79073) Barney Wilen / Le Ça : New York Romance (TKCV-79073)

Recorded : June 19-20, 1994

Personnel :
Barney Wilen (ss, ts, bs)
Kenny Barron (p)
Ira Coleman (b)
Lewis Nash (ds)

Song name :
01. No Problem '94
02. Cry Me A River
03. Blues Walk
04. You've Changed
05. You'd Be So Nice To Come Home To
06. Mack The Knife
07. Don't Fence Me In
08. Old Devil Moon
09. I Will Say Goodbye

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : バルネ・ウィラン(Barney Wilen 出生名:Barney Jean Wilen 1937年3月4日~1996年5月25日)はフランス・ニース生れのジャズのテナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。
CDは199年6月19日・20日の録音、発売元がヴィーナス・レコード(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、高井信成氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはソプラノサックス、サックス、テナーバリトンサックスがバルネ・ウィラン、ベースがアイラ・コールマン、ドラムがルイス・ナッシュ。
選曲は「危険な関係のブルース(No Problem '94)」、ルー・ドナルドソンの「ブルース・ウォーク(Blues Walk)」、「マック・ザ・ナイフ(Mack The Knife)」、コール・ポーターの「ドント・フェンス・ミー・イン(Don't Fence Me In)」、最後の曲はミシェル・ルグランの「アイ・ウィル・セイ・グッバイ(I Will Say Goodbye)」が並ぶ。
後で知ったがバルネ・ウィランは、このアルバムの後に2枚をリリースして亡くなってしまう。
勝手な想像だが、そう思うと亡くなる事を予感している様な一抹の寂しさと哀愁を感じる。
楽器をテナー・サックスのほかにソプラノ・サックスとバリトン・サックスも使用した。
難を言えばアルバム・ジャケットがチャラい。
内容が良いだけに実に惜しい。
(青木高見)




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